東京メトロ丸ノ内線後楽園駅の向かい側、文京シビックホールの並び、ラクーアの入口そばに『後楽園そば』はある。よく見ると地下鉄の高架下という珍しい場所にある。ただ、店構えはどこにでもあるような立ち食いそばだが、実はもう30年はやっている。というか、まだあるかを確認に行ったら少し大きくまた綺麗になってはいるが、昔と同じ場所にあった。
入口を入ると左手に2基の券売機があり、食券を買っておじさんに渡すシステム。昔はカウンターだけであったのに。中に入ると昼時ということもあり、概ね満員。肉そば(460円)に生姜天(120円)をトッピング。
食券を受け取るとそばを温め、すぐに供される。七味を振って一つだけあるテーブルに座っていただく。まずはスープ、肉の煮汁が入り、やや甘くまたコクが出て美味い。
生姜天は関西では普通だが、富士そばのメニューに入ったからか東京でも最近よく目にする。そばはやや太めの茹で麺だが、それなりに美味い。
とにかくサラリーマンだらけで食べたらすぐ出て行く昔ながらの立ち食いそば。カウンターには『ネギ多め できません』と張り出してあるのが面白い。
実はこの店は約30年前に結婚届を出しに来た帰りに何気なく寄った店、このあたりの再開発で無くなったかと思ったが、東京メトロ(当時はまだ営団地下鉄)が経営していたらしく、なんとまだ残っていた。
しみじみそばを啜り、今日のランチは終了。区役所の人が大宗で意外に流行っていてホッとした。ごちそうさま。
地下鉄後楽園そば
文京区春日1ー1ー18