『江戸城・皇居を巡る』その5。今日は大手門から皇居東御苑に向かう。今日あたりは桜も満開で昼休みでもあり、訪れる人も多い。
江戸城大手門は江戸城正門にあたり、諸大名がここから登城し、三の丸に向かったいわば玄関のような門で勅使や将軍家の出入り、現在も皇居東御苑のメインゲートてなっている。
この門はオーソドックスな枡形門であり、入口には高麗門、入りほぼ直角に渡櫓門を配している。
櫓門は幅40m、梁間7.9mもあるもので、1607年藤堂高虎により初めて造られたが、何回も火事に会いその度に造り直されている。
高麗門を入ると渡櫓の屋根を飾っていた鯱が展示されているが、これは明暦の大火のあと1659年に再建されたら時のものである。
中に入ると皇居東御苑の入口、ただし無料で中に入ることができる。しばらく行くと左側に三の丸尚蔵館があり、皇居に保管されている数々の美術品を順次無料で公開している。
さらに、同心番所、百人番所が続くが、いかに厳重に警備していたかが分かる建物である。左側には広々とした庭園が広がり、47都道府県の木が植えられている。
東京のど真ん中とは思えない自然が豊かで、今はソメイヨシノとレンギョウが美しく咲いていた。
(以下次回)