『江戸城・皇居を巡る』その6。梅林坂を登ると宮内庁の庁舎がいくつか出てくる。その周りにはフキの花が幾百も咲いており、少し前まではフキノトウの群落であったことを容易に想像できる。
その先には左右にソメイヨシノが咲き誇る。特に左側の桜は花が鞠のようになり、ただ、ただ、美しいという言葉では尽きないほどの状況。
その先には『北桔橋門』が出てくる。門自体は高麗門のみであり、かつてはその名前の通り城の内外をつなぐ部分が跳ね橋になっていたためにこの名前がつけられた。現在は普通の橋で結ばれているが、さらに門から平川濠までの高さが18mとかなり急で高くなっている。
ちなみについ先日天皇皇后両陛下がお忍びで皇居外周道路を散歩されたことがニュースとなったが、出入りされた門は北桔橋門である。
この門から出て、平川濠を眺めるとその高さだけではなく、江戸城の石積みの美しさも堪能することができる。