hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

銀蔵橋

2017-04-25 05:00:01 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その42。橋といっても下を走るのは川ばかりではないことはかつてこのブログでも書いたが、今日の橋の下を走るのは井の頭線である。今回ぶらっと渡るのは久我山〜三鷹台の三鷹台よりにある跨線橋『銀蔵橋』である。

我が家のそばを走るの京王井の頭線は渋谷〜吉祥寺間12.7kmを結ぶ路線で開業は1933年(昭和8年)8月1日である。もともとは今の小田急電鉄社長利光鶴松が率いる帝都電鉄が開業させたもので当時から渋谷〜神泉〜駒場には2つのトンネルを作ったり、一部は掘割を作るなど近代的な工法で作られたものである。

久我山〜三鷹台も周りを掘り、鉄道を低い所を通している。そのため、従来の土地の真ん中に線路を走らせたものもある。この銀蔵橋は地元の秦銀蔵さんの畑が南側に、住居が北側にと分断されたため、帝都電鉄が作ったと久我山の昔を書いたブログに載っていた。また、そのブログには最初の写真と同じ場所から撮ったものがあったが、反対側は森のようになっている。

橋に行って見ると親柱に『銀蔵橋』、反対側には『昭和8年7月』と彫り込まれている。ということは井の頭線が敷設される際に作られたものである。

また、そのブログには古い線路を使い作られたため、通行車両は2トンの制限があるとも書かれていた。何気なく通過する跨線橋にも色々と歴史があるのも面白い。