『メトロに乗って』その56。綾瀬駅の続きである。2つの稲荷神社にお参りして少し元に戻るように歩く。すると周辺には大きな農家、今は耕作をしていないかもしれないが、一般の家とは明らかにちがう。
このうち一軒は屋根の上には鯱鉾(しゃちほこ)が乗っていたり、2m以上ある石灯籠がならんでいたり、とにかくその規模には驚かされる。
そして法務局の周りには司法書士事務所だらけ。歩いていると、先ほど左に曲がったところに出る。
今度は古隅田川の方に行くと最初の橋が白鷺橋、川面にはアメンボが飛び、鴨たちが休んでいるのんびりした風景。少し川沿いに歩くと左には白鷺公園。
川には千鳥橋という川もすれすれの橋がある。この辺りの風景はとても23区内とは思えない。橋を渡り、少し行くとレンゴーの工場の前に出るが、ここには古川橋。
その先にも小さな橋がたくさんある。この古隅田川は中川から分岐し、隅田川に流れ込んでいるが、ゆっくり流れる川である。
そして次の地図にあるように葛飾区と足立区の区界になっているのが、古隅田川なので区界がグネグネとまがっている。色々と調べるとかつては現在は自転車置き場となった暗渠も含め、綾瀬駅まで川が蛇行していたため、このようになったらしい。
古隅田川を巡り、埼玉県から小菅駅近くまで歩いて見るのもおもしろそうである。それにしても、まだまだ、周辺には農家も残る綾瀬駅はのんびりした駅である。