hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

深川不動堂

2017-04-01 05:00:04 | 日記

『古刹を巡る』その41。このシリーズも半年ぶりである。今回は門前仲町駅近くにある深川不動尊にお参りに行く。

門前仲町駅から上がるとすぐに参道に出る。両側には仏壇・仏具屋やお土産屋などに加え、新しい立ち飲み屋や居酒屋など新しい店も目立つ。

少し歩くと左側に永代寺、真言宗の寺だが、富岡八幡宮の別當として江戸幕府の庇護の元、江戸時代は富岡八幡宮とともに栄えた。


京都仁和寺の改修のための富突きが認められるほどであった。しかし、廃仏棄釈の中で一旦は廃寺となり、明治29年に塔頭の一つを永代寺として再興されたものである。

そして、深川不動尊が見えてくる。正しくは成田山東京別院深川不動堂である。江戸時代に成田不動の出開帳(秘仏を持ってきて特別に見せる特別展示のようなもの)を先ほどの永代寺で行なったのが始まりである。しかし、明治初年の廃仏棄釈により、永代寺は廃寺となったが、不動信仰は広まり、ついに1878年に成田不動の分霊を祀り、『深川不動堂』として存続することが認められた。

ちなみに門前仲町は『永代寺の門前町』という意味である。正面には旧本堂で中に入ると大きな木製の『お願い不動尊』が配置されている。この仏像に拝礼をして、中を入るが、左手には本尊の不動明王が祀られており、思わず手を合わせて見る。他にも入口の2童子像、大日如来像など沢山の像が安置されている。


お参りの人も多く、今年9月には完成する翼殿は工事中ながら、その信仰が熱心であることが感じられた。また、境内にある出世稲荷にもしっかりお願いをして今回の参拝は終了した。