『メトロに乗って』その57。今回は東京メトロ丸ノ内線後楽園駅周辺をぶらりと歩いて見る。まず、後楽園駅は実質都営地下鉄春日駅と繋がると言うか同体である。
同じような駅は馬喰横山(都営新宿線)と東日本橋(都営浅草線)と馬喰町(JR)や仲御徒町(東京メトロ日比谷線)と上野御徒町(都営大江戸線)などあるが、ここは特に近くにある気がする。
後楽園駅の歴史は古く、まず1954年に営団地下鉄丸ノ内線が開業、その後1996年に南北線が開業、2000年に都営地下鉄大江戸線春日駅が開業すると三田線も含め連絡扱いをするようになった。駅には1994年に営団地下鉄最初の駅ビル『メトロエム後楽園』を開業、そもそも全くの地上駅は地下鉄では珍しい。
駅ビルに直結して文京シビックセンターがあり、文京区役所・ホールなどがある。このビルも1999年11月に竣工したもので地上28階は東京23区では最も高い。かつて高校(都立竹早高校)の同窓会を最上階でやったが、その眺めは東京タワーとはいかないが、素晴らしい。
また、面する春日通りには礫川公園があり、富坂を上がったところには中央大学の校舎がそびえ立つ。
反対側には東京ドームがあり、その規模は小石川後楽園とほぼ変わらない大きさである。その道路を挟んで反対側には後楽園ゆうえんち。都会にある遊園地独特の狭さをうまく利用しており、ジェットコースターの音に時々驚かされる。
しかし、その先には『後楽園』の名前の発祥である小石川後楽園がある。東京ドームの横に石塀があるが、入口は約500mも歩かなくてはならない。(以下、次回)