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『鉄道シリーズ』その169。最近、仕事でちょくちょく川越に行く。いつもは池袋駅まで丸ノ内線で行き、東武東上線に乗り換えるのだが、今日は昼前に東京ビッグサイトに行ったため、りんかい線を利用した。当初は池袋乗換えを考えたが、来たのが快速川越行、乗換えも面倒なため、そのまま乗り続けた。
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りんかい線に国際展示場駅から乗り、大崎からはJR埼京線、大宮からはJR川越線となる。実は川越線自体は大宮から高麗川までなのだが、全て川越止まりで川越からは高麗川経由八王子行き、つまり八高線に乗入れるのである。
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電化される前は大宮〜高麗川という運転もあったのだが。それにしても乗車時間は約90分、通勤電車では尻が痛くなる。
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ところで川越はJRの川越駅、東武東上線の川越駅以外にも中心部に東武東上線川越市駅、西武新宿線本川越駅と3線4駅もある。
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これは大変珍しいケースで中心部のターミナル駅を除くと武蔵小杉4本(JR南武線、JR横須賀線、東急東横線、東急目黒線)、八王子4本(JR中央線、JR八高線、JR横浜線、京王線)はあるが、異なる私鉄2社+JRという組み合わせは川越くらいしかないのである。(香川県の琴平にはJR、琴平参宮電鉄、高松琴平電鉄の3本があったが、琴平参宮電鉄は廃止されている)
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ではその3つを比較してみる。一番中心部に近いのが本川越駅であるが、開業は1895年(当時は川越鉄道)で東武東上線川越駅の1915年(当時は東上鉄道)、JR川越駅(当時は国鉄)の1940年よりかなり早い。しかし、1日の平均乗車は東武東上線63847人、JR37754人に対し西武新宿線は24577人(いずれも2013年統計)と断然に東武東上線が優位に立っているのである。
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これを打開すべく西武鉄道は有料特急小江戸号を走らせるなど手は打っているものの、本川越〜西武新宿は60分(小江戸号48分)かかるのに対し、東武東上線で川越〜池袋は無料の急行で34分、池袋乗換で山手線を使い新宿まで行っても48分とかなり差があるからである。因みにJR埼京線→川越線は池袋〜川越が45分なので東武東上線に軍配があがる。
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それにしても川越になぜこれだけの交通網ができたのかをいずれさらに調べてみたい。