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今回は日本史の教科書には必ず出てくる浦賀をぶらりと散歩してみたい。浦賀に行くには京浜急行に乗り、三崎口行き特急などで京急堀之内で乗換え、そこから3駅目の終点である。
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浦賀駅の前は開け、右に行くと横浜方面、まっすぐ行くと西浦賀、左に行くと東浦賀を経由して観音崎に道が伸びる。
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まずは真ん中の道を浦賀船渠に沿って歩き出す。よくみると歩道と車道を分ける杭が岸壁のもやいを掛けるポラードを模した形になっている。
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しばらく歩くとドックやクレーンが見えるようになるが、現在は使われていないようである。向かい側の東浦賀との間に天然の良港が広がり、海の水も透き通っている。
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バス通りを渡ると西叶神社がある。鳥居をくぐり、少し階段を上がると社殿。この社殿には安房
後藤利兵衞の作品で花鳥のほか棟柱を担ぐ力士の像など精巧な彫刻がなされている。また、この西叶神社と湾を挟んだ東叶神社に願をかけると願いが叶うと言われている。
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すぐ前からは湾を渡る渡船が出ているが、少し先に行くと通称陸軍桟橋と呼ばれるL字の桟橋があるが、これは太平洋戦争後南方や中国からの引き揚げ船着いたところで、石碑もある。
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その先の浦賀病院を通り越し、右に一本入ると昔ながらの古い住宅、倉庫やトタン屋根の小屋などが並ぶ。
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さらに右に曲がると為朝神社がある。為朝の像があるらしいのだが、暗くてよく見えない。また、この神社の祭りでは虎踊りが有名なのだが、これは奉行所が、下田より移された際に伝承されたものとのこと。
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その先には浦賀奉行所の跡があるが、1750年から1868年つまり明治維新まで続いた。今は団地の敷地の一部。また、堀の石垣の一部が残っているとの看板があったが、その石垣すら確認できなかった。
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ここで元の道を引き返し、渡し船のところに戻ったのだが、目の前に東浦賀に向かう船がちょうど今出たところであった。(以下、次回)
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