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今年もGWの恒例で調布市の深大寺を訪れた。今回は吉祥寺からバスで深大寺を目指し、いつもの大師茶屋という蕎麦屋さんで腹ごしらえのあと、参拝に向かう。
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参道に深大寺白鳳仏が国宝に指定された祝いの幟が出ていることを発見。鬼太郎茶屋を曲がり、ナンジャモンジャの白い花が満開の参道にはたくさんの人がいたが、これを押しのけ、深大寺を目指す。
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山門をくぐり、本堂に参拝に行くと白鳳仏が国宝に指定されたこと、現在は国立博物館で展示中、その間はお前だちが代わりに飾られていることが書かれていた。
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もちろん、元三大師堂にもお参りしたあと、正式名『銅造釈迦如来倚像(どうぞうしゃかにょらいいぞう)』が安置されている釈迦堂へお参りするために行く。
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普段ならば本物が飾られている場所には本物そっくりのレプリカが置かれている。しかし、レプリカにもかかわらず、普段より多くの参拝者がいる。それにしても深大寺は奈良や京都では高い拝観料を払わないと見ることもできないこうした仏像を今も無料でいつでも拝観させてくれる。この白鳳仏の深い眼差しを引き続き身近に拝めることを祈る。
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なお、白鳳仏について少し書く。白鳳時代、つまり7〜8世紀に日本では珍しい銅で鋳造された仏様。法隆寺の夢違観音、盗難にあい今は写真でしかお目にかかれない新薬師寺の香薬師仏と並び『白鳳三仏』と言われる貴重なもので、国宝指定されてしかるべきである。(そういえば香薬師仏の右手だけは70年ぶりに見つかったとの報道が最近あった。)ただ、畿内で作られたと想像されるこの仏像がなぜ遠く離れた関東の深大寺の本尊になったのかは分かっていない。
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次の機会には本物の白鳳仏に出会うことを考えながら、参拝を終えた。