hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

幡ヶ谷駅〜初台駅(2)

2018-02-11 05:00:08 | 日記

『鉄道シリーズ』その200。前回に続き、幡ヶ谷駅から初台駅まで歩く。戦前の京王線は甲州街道の上を走る併用軌道であったため、新宿追分を起点として省線新宿駅前〜葵橋〜新町〜天神橋〜西参道〜初台(当初は改正橋)〜幡代小学校前〜幡代〜幡ヶ谷と沢山の駅(停留所のような)が存在した。しかし、1945年5月の空襲で変電所が被災し、新宿駅の跨線橋が上がれなくなったため、ターミナルを新宿駅西口に移すとともに初台・幡ヶ谷以外は統廃合してしまったのである。


幡代小学校のそばにかんてんぱぱで有名な伊那食品工業の東京支店があり、『かんてんぱぱカフェ』を併設、寒天を使ったヘルシー料理やデザートを食べることができる。この日は『六穀すいとん五平餅』『汲み上げゆばおこげ』などアイデアに富んだランチはなかなか魅力的であった。


幡代のバス停は幡代駅があったであろう地点だが、新宿駅方向に少し歩くと最上階に富士急ハイランドの模型がある富士急行の本社ビル、さらにその先には54階建の東京オペラシティビルが見えてくる。


さらにすぐ先に初台駅の出口。ここを起点とする渋谷駅行きのバス停があり、この辺りに玉川上水に架かる改正橋があった。現在は暗渠となっており、その先は公園となっている。


初台駅前の商店街は渋谷駅方向に伸びており、バス通りでもあるため、比較的広い。周囲にはチェーン店の飲食店が立ち並ぶ。また、甲州街道を挟んで反対側に渡ると広い新国立劇場が立っていて、その横の道は1997年に新国立劇場ができた際に広げたものでオペラ通りと名付けられている。


幡ヶ谷・初台のいずれも新宿駅からわずかのところにあるが、未だに古い店の残る商店街やアパートがある一方でオペラシティーに代表される高層ビルが共存するエリア。ただ、6車線ある甲州街道と首都高速のおかげで街自体は南北に分断されてしまっている。