hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

西台駅〜浮間舟渡駅(1)

2018-02-19 05:00:51 | 川と橋

『メトロに乗って』その76。今回は都営地下鉄三田線西台駅で降りて埼京線浮間舟渡駅まで歩いてみることにした。都営三田線は志村三丁目駅で地上に出て、あとは高架になり、新高島平駅まで走る。西台駅は高島平駅の一つ前だがこの辺りも団地やマンションが多く広がる住宅地、また、大東文化大学の最寄り駅である。


駅を降りると駅前は広々としていて板橋区の散歩コースの地図も出ている。今回はそれに従って行くことにした。すぐ前を走る高島通りを越えて左方向に行くと馬頭観音堂がある。


これは1698年に祀られたもので当時は農耕や運搬に馬を使っていたため、周辺の住民の信仰を集めた。ちゃんと朱印も近くの蓮華寺に行けばもらうことができる。

しばらく高島通りを行き、2つ目の信号を右に曲がると新蓮根団地が周辺に広がる。まだ、昭和32年に作られた蓮根団地を平成3年に建て替えたもの。しかし、団地はなんとなく懐かしい。周囲には団地住民御用達の商店街が立ち並ぶが結構な賑わいがある。


5分ほど行き、左に折れたところに植村冒険館がある。ここには植村直己氏の冒険の記録を展示している。今やっている企画展示は『山頂に残された旗』と題し、1984年2月の植村氏最期の冒険となったマッキンリーへの単独登頂の最後の日記や山頂に登頂を記録した日の丸などが展示してある。

展示されている日記の最後に『何が何でもマッキンリーに登頂するぞ』書いて、登頂には成功したが、その後消息を絶ったことを知り、冒険には全く縁のない私ですら、その冒険魂に感動を覚えた。この建物は植村氏がかつて板橋区に住んでいた縁で作られたもので、故郷の兵庫県豊岡市にもある。


元の道に戻り、信号を左に曲がると志村坂下通りになり、すぐ先には氷川神社がある。そして都営三田線の高架をくぐり、次を左に曲がると城北公園に到着。


一部が交通公園になっていてバス、蒸気機関車D51、さらに奥には小さな資料室があり、模型などが収められている。


さらに気になったのが、前に置かれている小さな蒸気機関車。ベビーロコ号と名付けられているが、明治45年イギリス・アーサーコッペル社で製造され、和歌山県有田鉄道で長く使われていた。

その後、東武鉄道に譲渡され、長く常盤台駅前に展示されていた。4.7mしかないが、これが実際に使われていた姿は是非一度見たかった。今は子供達の人気者として余生を暮らしているのである。(以下、次回)