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『鉄道シリーズ』その199。『私鉄の始発駅の次の駅』第11弾、今回は京王線初台駅と幡ヶ谷駅を訪ねてみた。京王線のスタートは京王の前身である京王電気鉄道が1913年笹塚〜調布の開業させたことである。
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笹塚〜新宿追分が全通したのは1915年12月であり、幡ヶ谷駅は1913年11月、初台駅(開業時は改正橋)は1914年6月に開設された。
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まずは幡ヶ谷駅で下車する。1978年までは通常の地上駅であったが、京王新線開通に伴い、地下駅化した。駅前には甲州街道が通っており、北口を降りると甲州街道を渡ったあたりに出る。外に出るとすぐ裏がラーメン屋やカレー屋などが並ぶ昔ながらの食堂街があり、その奥がTSUTAYA、この辺りは結構賑わっている。
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甲州街道に沿って少し新宿方向に歩くと六号通り商店街が北に向かってある。
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新宿駅からわずか2駅という立地ではあるが、昔ながらの小さな商店が多く、食料品店や八百屋、電器屋に見えるがディスカウントストアと書かれた店などが立ち並んでいて庶民派である。先は水道道路を通り越して栄町通りの方まで続いていてステキな店が多いが、私はその中でも水道道路の先あたりにある『ふるや古賀音庵』のみたらし団子に目がない。散歩のお供に是非。
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幡ヶ谷駅前の横断歩道まで戻り、甲州街道を渡る。主要幹線では当たり前かもしれないが、6車線もある割には信号の変わるのも早く、あまり歩行者には配慮がないように感じる。駅の入口横を左折して細い歩道を歩くと『渋谷区立幡ヶ谷駅前公園』となるが、この土地は地上に駅があった頃は駅であったようだ。たぶん線路跡と思われる細長い公園を歩くが、やはり地下には京王線が通っているようで、通風孔からは時折電車の通過する音を聞くことができる。
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(以下、次回)