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『切手シリーズ』その69。2月ということで今回は『梅』の切手について調べてみた。梅は桜とともに日本を代表する花であり、最初に記念切手となったのは冒頭に写真のある1961年2月の花シリーズ第二弾である。
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次に描かれた1964年2月に発行された鳥シリーズ第5弾のウグイスの背景に描かれている。
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1966年2月に出された名園シリーズ第1弾の水戸偕楽園の切手に白梅が描かれている。
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また、絵に描かれた梅は1969年9月に発行された国宝シリーズ第7集の紅梅白梅図(尾形光琳画)は素晴らしい構図である。
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1971年10月の第26回国民体育大会の図案にはテニス選手のバックに潮岬燈台とともに梅の花が描かれている。これは会場が和歌山県であったからである。
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このほかにもふるさと切手では梅を図案としたものを多く見ることができる。
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ところで梅を図案とした切手で最初に登場したものはさらに古い。1939年9月に発行された第1次昭和切手の最高額10円として『梅花模様』の切手が発行されている。この図案は1945年8月の第3次昭和切手の10円、1947年1月の第1次新昭和切手の10円と100円(ただし、100円の刷色は赤)、1947年7月の第2次新昭和切手の100円と戦前から戦後にかけて発行されたなかで図案の変更がなかった数少ない切手である。
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2014年3月に82円普通切手の図案として採用されている。これは郵便料金値上げに伴い図案の変更をした際に発行されたものである。
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さらに慶事用52円切手として登場、現在も62円切手として使われているのも扇に梅が描かれたものである。こうしてみると梅は松竹梅の中に入っていることもあり、やはり、おめでたい図柄でもあるのである。
最後に番外編、『梅』でも『梅 憲次郎』という民法学者が文化人シリーズの1人として登場したのは1952年8月、こちらの方が花シリーズよりかなり古いのである。
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ちなみに私が文化人シリーズを集めた時にその名前を知らなかったのは『西周』と『梅憲次郎』の2人だけだから妙に忘れられない。そこで『梅』について調べているうちに思い出してしまったのである。また、西周はなぜか切手の評価額が文化人シリーズの中で一番高かったことも思い出です。