三越日本橋本店の前を通ると違和感を感じた。というのは三越新館の前に置かれているのがライオン像ではなく、ネコの像であったからだ。それもライオン像そっくりの両前脚を伸ばして座った状態である。
実は新館前には普段は像ではなく、季節により七夕飾りや門松、クリスマスツリーなど季節感のある飾りが並べられるスペース。ただ、ライオン以外の動物像が置かれるのは初めてらしい。
ではなぜ『ネコ』像なのか、よく見ると『ネコの夢』と題した像であり、現在三越日本橋にて開催中の『ねこ・猫・ネコまつり』を記念して置かれているものである。5月13日までの予定で岩谷光昭氏による新作写真展『岩谷光昭の世界のネコ歩き2』などが行われている。
気になって本館まで足を運ぶといたいた、ライオン像が2匹並んで座っていた。ライオン像が作られたのは1914年のことで当時の支配人日比翁助がイギリス視察の際にトラファルガー広場の4頭のライオン像を見てイギリスで注文したのが最初である。
まあ、ネコとライオンの像の両方見ることができるのはあと僅か、結構面白いイベントである。