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『鉄道シリーズ』その212。上州富岡駅はここを終点とする電車があり、折返し運転するため、ホームが3つある。ホームは目新しくないが、構内踏切を渡ってびっくり、世界遺産決定後に立て直したのか、周囲の駅とはまるで違う近代的な駅舎となっている。
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また、駅前には立派な大谷石の石積み倉庫とレンガ積みの倉庫が迎えてくれるが、これは蚕糸や繭、米などを扱っていた富岡倉庫という会社が1900年に作ったもので、2年前までは現役であった。現在は富岡市が保有、新たな観光の中心にすべく、再開発を計画中である。
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また、駅から富岡製糸場など観光スポットを巡る小さなバスが動いているが、今回は歩いて回ることにした。
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時間もないので駅前からまっすぐ国道まで歩くが思いのほか人がいない。駐車場も完備されていて、案内の人は多いが、車は少ない。国道254号を右に曲がり、さらに富岡という交差点を左に行く。お土産物屋、食堂など沢山あるが、やはり店の人ばかり。
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さらに突き当たりを右に曲がるといよいよ製糸場まで一本道。左右はさらに店が増えるが、中高年のカップル2組、小学生の遠足くらいで店によっては開けていないところすらある。
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しばらく歩き、いよいよ製糸場の正門、今回は時間がなく、外から見学しただけだが、外人客もあまりいない。ブームは冷めやすいのか、盛り上がってはいなかった。
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それから街をぶらぶらと歩く。上町の方に行くと昔ながらの店が並んでいていい雰囲気ではあるが、レトロな喫茶店富士屋飲食店も閉店した旨の張り紙が出ていたり、店は開けていない店も多く、また、世界遺産を当て込んだ新しい店も結構for rentの看板がかかっている。
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国道254号まで戻り、また、上州富岡駅を目指す。途中に諏訪神社、なぜか前が空き地になっていたが、その奥の拝殿にお参りする。狛犬の下には植えてあるのかピンクの花が沢山咲いている。
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駅に戻り、次の電車まで20分程あるのでベンチに座り、時間を潰す。近くにおばあさんが1人静かに座っていたが、乗合タクシーから連れのおばあさんが降りてきて話し始める。ここまでどうやってきたか、また、知り合いの話を大声でしているが、耳が遠いのか、すこしボケているのか話が全然噛み合わない。まるで漫才のような会話を聞くとはなしに聞いていた。ようやく出発時間が迫り下仁田行のホームには乗客は私を入れてわずかに二人、上州富岡駅から先に行く人は少ないようである。(以下、次回)