hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

藤の花の切手

2018-05-14 05:00:56 | 日記

(1966年シリーズ)
『切手シリーズ』その72。今回は5月らしく藤の花の切手にしてみた。初めて藤の花が切手の図案に採用されたのは通常切手の20円切手である。1966年シリーズでハガキが7円の金魚、封書が15円の菊の図案であった。藤の花の切手は1967年5月に発行を開始した。

(1967年シリーズ)
しかし、1967年シリーズと言われた改色が7円、15円などで行われ、例えば菊の切手は左下がグラデーションで白くなっていたものをベタの青に変えるなど変更された。しかし、20円の藤の花の切手は僅かながら図案が改訂されたのである。この2枚の図案を見てすぐに違うところがわかる人は素晴らしい。

マニアには有名だが、1966年シリーズは『藤の蔓が外枠と接している』一方、1967年シリーズでは『藤の蔓が外枠から離れている』のである。こんなところで有名な藤の花の20円切手も1972年に封書が20円に値上げされると松の図案にとって代わられてしまう。

その後は2003年9月に発行されたふるさと切手(東京)の1枚として50円の図案として使われている。

また、植物ではないが、1992年6月発行の歌舞伎シリーズ第6集の62円切手では『藤娘の藤の精』(7世尾上梅幸)が発行されている。

珍しいところでは1968年用年賀切手(沖縄切手1967.12発行)にはサルと藤をあしらったデザインが使われている。

そして、2015年2月に120円通常切手としてカモシカなどとともに藤の花の切手が復活したのである。以前のものより配色は薄くなり、より藤色に近いものとなったような気がする。