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『ぶらり橋巡り』その70。都内の駅には江戸川橋、飯田橋のように橋の名前がついたものが結構あるが、意外に橋の存在を知らない。新橋、京橋のように橋の実態が無いものもあるが、その中で気になったのが『参宮橋』、小田急で新宿から2つ目の駅である。駅の開業は1927年4月でそれ以来駅名も変わっていない。
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駅舎は上りホーム側にあり、跨線橋が新宿寄りにある。明治神宮下車駅とあり、駅を出ると明治神宮の森が見えてくる。
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しかし、この辺りに川が流れてなかたはずと周囲を見ると新宿寄りに坂を上がった所に明治神宮に向かう橋がある。ただ、水は流れておらず、下には小田急が走る跨線橋、これが参宮橋なのである。
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上を首都高速4号線が通ってる道を渡るとなぜか大きな黄色っぽい石が置いてある。ただ、何を調べてもこの石の経緯は分からなかった。
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そして次の交差点を左に曲がるとすぐに次の跨線橋、天王橋と名づけられている。隣には小さなお社、津島神社と書かれている。
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橋の名前は神社が津島牛頭大王と言われていたためついたらしい。また、津島神社は愛知県の津島神社の分霊社のようで、なぜか案内図には愛知県の本宮の地図が描かれている。
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因みに参宮橋について調べてみると1964年までは小田急線が走る部分は河骨(こうほね)川が流れていたが、これを暗渠化して線路を通したものである。また、あの有名な童謡『春の小川』に歌われている小川こそ河骨川のことのようである。というのは作詞者高野辰之が代々幡村(現在の代々木三丁目)に居を構えていたことがあり、その頃の風景を参考に作詞したとも言われているからである(他の説もある)。
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