hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

流鉄に乗って(1)

2019-01-06 05:00:35 | 鉄道

『鉄道シリーズ』その220。今回は流鉄に乗りに行くことにした。流鉄はJR常磐線馬橋駅〜流山駅5.7kmを走る私鉄、開業が1913年ですでに100年以上の歴史を持つ。会社の名前は何回も変わっていて流山軽便鉄道→流山鉄道→流山電気鉄道→流山電鉄→総武流山電鉄と推移、そして2008年に現社名に落ち着いた。

元々は流山の名産である醤油や酒、白味醂などを輸送する目的で作られた流山軽便鉄道がスタートで流山の市民が出資して作られた。その後は厳しい経営をなんとか乗り越え、蒸機→ガソリンカー→電車と輸送形態を変えながら路線を維持してきた。

JR馬橋駅は常磐線各駅停車しか停まらないため、上野から行く場合は松戸で乗り換える必要がある。馬橋駅を降りて階上駅舎に登り、改札を出て左に向かうと『流鉄』と矢印が書かれ、階段を降りるとホームがある。

行ったタイミングがいいのか、悪いのか、一日乗車券を買おうとしたら同時に発車ベルが鳴り、駅員さんがすぐに電車に乗るよう追い立てる。馬橋駅の写真も撮らないまま、電車は発車してしまう。

まず乗ったのは5004型若葉号という黄緑色の2両連結、元西武鉄道の1979年製造の車両。見た目は格好がいいが、保線が悪いのか車両が古いのかとにかく縦揺れが激しい。

馬橋駅構内を抜けてまっすぐ左右に建物が立ち並ぶ中を縫うように走ると幸谷駅に到着する。下車するとJR新松戸駅のすぐ近くに移設されたため、武蔵野線・常磐線に乗り換えができる便利な駅となっている。

幸谷駅を出ると左側に新板川が流れているのがよく見えるようになる。この辺りは桜並木もあり、春は眺めが素晴らしいらしい。単線の線路はまっすぐ伸びていて、このたも電車はスピードを出す。このため、また縦揺れし、車窓の写真を撮ろうとしてもぶれて仕方がない。


そうしたうちに小金城址駅に到着。この駅は唯一交換設備を持っているため、反対からくる馬橋行きを待つことになる。


駅ホームの案内板は歴史を感じさせ、また駅名標識もかなり古い。そうしているうち馬橋行きがやってくるが、こちらはピンク色のサクラ号。交換をして馬橋行の方が先に出発する。せっかくだから小金城址を訪ねようと改札口を出る。(以下、次回)