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『メトロに乗って』その103。梅里公園には大きなお寺が隣接しており、名前を見ると真盛寺とある。1631年に真観上人により湯島に開かれたお寺だが、その後は谷中、本所と移転、現在の場所には1922年に移された。
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このお寺は日本橋の越後屋(その後の三越)当主三井家の菩提寺となっている。戦時中は下町から焼け出された相撲部屋が疎開してきていたが、空襲で周囲から飛び火して燃えそうになったが神風ら力士たちが消火して火災から免れることができた。戦後も多くの力士が身を寄せ、大ノ海がほど近い阿佐ヶ谷に花籠部屋を起こすなど杉並区に相撲部屋ができる一因となった。
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その隣にあるのが宗延寺、こちらも江戸時代に開創された寺院で客殿は今上天皇のご産殿を移築したものである。
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環七に沿って歩くと妙法寺入口の信号が出てくるが、これを右に曲がる。小さな商店街があり、道が左に曲がるあたりに妙法寺が現れる。元は尼寺であったが、日蓮宗日逕上人が改宗し、現在は身延山久遠寺の末寺である。日蓮祖像が厄除けにご利益があるとされ、江戸時代より厄除け・厄祓いの寺として信仰を集めた。
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古い木造の仁王門をくぐると目の前に祖師堂が現れる。正面の御簾の奥には祖師御尊像、厄除けなどの祈祷はここで受ける。鐘楼の鐘も古く1725年日弘上人の代に鋳造された。
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その奥にあるのが本堂、三軌堂とも称されていて正面におそっさまの姿が見えるが、これは出開帳の際に他所に持ち出される祖師像である。
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祖師堂を周り、奥に見えてくる2つのお堂、左が日朝堂、ここには身延山11世日朝上人の像がある。日朝上人は眼病になるほど勉学に励んだと言われ、学問と眼病にご利益があると信仰されている。
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その隣が二十三夜堂。二十三夜様とは月を神格化した神さまであり、良縁や財運にご利益があるとされる。毎月23日のみ開かれる。
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さらに浄行堂には浄行様が祀られ、清水で身体の悪いところをタワシでこすると良くなるとされている。
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また、地元に住んでいた有吉佐和子の碑やコンドルが設計したと言われる和洋折衷の鉄門など見るべきものが多い。
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お参りをすませて正面にでてからは商店街を右手に曲がり、信号をさらに右に曲がる。道は曲がっているが、道なりに行くと五日市街道と青梅街道の分岐に出るのでもう新高円寺駅まではすぐである。
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