駅弁大会の続き。比較的早く買い物も終了して3つの駅弁とデザートを携えて帰宅。少し経ち、12時を過ぎたので早速実食に掛かる。
まずは『食べ比べ四大かにめし』から食べ始める。カニ肉はほぐし身だけではなく、ズワイガニのカニ爪とタラバガニの脚身も入っていて、タラバガニとズワイガニは醤油で炊いたご飯、花咲ガニと毛ガニは酢飯と工夫はされている。
ただ、実際に食べて感じるのはカニ肉はそれほど多くなく、またご飯もやや上げ底気味。もちろん、美味しいが私はこれなら鳥取駅の『カニづくし弁当』や松江駅の『かにみそずし』などの方が満足できると感じた。
次に『えび千両ちらし』、これは新潟駅の名物駅弁で毎回登場していることは知っていた。弁当を開けると大きな4枚の卵焼きが弁当を覆い、ピンクできれいな海老のオボロが乗っているだけだが、卵焼きの下にはコハダ、イカ、うなぎ、エビの具が所狭しと並んでいて、さらに酢飯の上には海苔のような昆布が乗せてある。
もちろん、食べ方は自由だが、私は卵焼きを横に置き、魚と酢飯をいただきながら、卵焼きを食べた。酢がよく効いているのと、さすが新潟だけあり、米がうまい。インパクトやインスタ映えはしないかもしれないが、これは完成度の高い弁当である。
最後に『牛肉どまん中』バージョンアップ型、前回にはなかったカレー味に加え、オーソドックスな甘辛醤油味、塩味、ピリ辛な味噌味がある。ただ、塩味は味が薄過ぎて冷たい弁当には不向き、味噌味も唐辛子を使うことでインパクトを出そうとはしているが、味が曖昧。
一方、妻には不評だったが、個人的にはカレー味は不思議に美味い気がした。しかし、やはり甘辛醤油味は抜群に美味く、やっぱり全部がこの味が絶対にいい。このタイプは多分買うことはないであろうと確信した。
今回はやや、批判的なことを書いたが、大会の目玉として、一つの駅弁のなかで4つの味が楽しめることを業者さんがチャレンジとしてくれたことは大変面白いし、盛り上がることはできた。さらに今回は『えび千両ちらし』の完成度の高さが最大の収穫。さて、皆様の感想はいかがでしょうか?また、これから行かれる方のご参考になればと思います。