hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

白河小峰城址を歩く

2019-01-29 05:00:30 | 日記

JR白河駅から右手を見ると白河小峰城跡が見える。少し時間もあったので散策してみることにした。駅を降りて宇都宮寄りに歩くと東北本線の下をくぐるトンネルがある。

このトンネルは中々の優れもので白河市の観光案内が並んでいる。白河の関、奥羽街道、南湖公園、そして小峰城についてパネルで丁寧な説明がされている。小峰城は南北朝時代に結城親朝が築城したのが始まりで白河結城氏が小田原評定に加わらなかったため、秀吉に改易されてしまう。

その後、1627年に丹羽長重(長秀子息)が移封されて1632年に完成した。その後は親藩大名や譜代大名が6代に渡り城主交代をして最後は阿部氏が入るが、1867年に棚倉藩に移ると城主がいなくなった。そして1868年戊辰戦争で新政府軍と奥羽越列藩同盟軍が激しく戦いの舞台となり、大半が焼失してしまう。その後、1991年に本丸跡に三重櫓を再建されていて、その姿を見ることができる。

入口の門を入ると広大な二の丸跡があり、さらに道を進めると三重櫓を見ることができる。ただ、東日本大震災で石垣・曲輪が被災し、修復中である。階段を登ると前御門があり、三重櫓の横に出る。


中に入り、急な階段を上っていくと最上階まで行くことができる。雪をかぶった那須連山がダイナミックに見え、素晴らしい眺望を楽しむことができる。

実質的には天守閣である三重櫓には無料で登れるため、観光客も結構いる。


また、三重櫓の横には人柱にされたおとめという女性をしのび、桜が植えられていて『おとめ桜』と呼ばれている。(ただし、初代は戊辰戦争の時に焼けてしまい、現在の桜は2代目である。)