hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

新橋を探す

2019-01-26 05:00:14 | 日記

『ぶらり橋めぐり』その76。今回は新橋という橋の跡を探しに行くことにした。私自身は11年も新橋に勤めながらも新橋がどこにあるのかも知らなかった。うろ覚えの知識は新橋という橋は外堀に架かっていたが、埋め戻されたのではという程度である。

調べてみると昔の錦絵に博品館の工場(現在の博品館、銀座8丁目)の前に橋が描かれていてこれが新橋らしい。


それならばと国道15号と東京高速道路線の交差点まで行く。高速道路の橋には『銀座新橋』とかかれ、高速道路の下の肉のハナマサやドンキホーテがあるすぐ横に新橋の親柱が残されているのである。

つまり、高速道路は埋め立てられた汐留川の上に作られているのであり、元々の橋は国道15号にかかっていたのである。


川跡の高速道路に沿って歩くと次の交差点が難波橋とある。いくら周りを見ても橋らしきものは何もないが、明治の地図をみると確かに難波橋と書かれている。


さらにその先には土橋、高速道路のランプもあるのだが、この先で高速道路は右に弧を描く。ただ、汐留川もここは曲がってはおらず、その先は東京電力本社方向、つまり新幸橋や幸橋、さらに虎ノ門の方に続いていたようである。今では全く橋の気配はないが、地名にはちゃんと残されているのである。