せっかく新橋に来たので創業安政年間というお蕎麦屋さん『能登治』にお邪魔した。
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(明治・大正の営業許可証)
創業は赤坂だったとのことだが、2代目が1883年にこの地に移ったが、そこを起点としても130年以上経過している。
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お邪魔したのが3月3日ひな祭りの日だったが、この日までの限定メニューとして蛤と菜の花をタネにした『雛そば』もあった。ただ、初志貫徹で『鴨南蛮そば』(1350円)を注文する。
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11時50分に入店したが、私が初めての客のようだ。しかし、徐々に常連と思しき人が来店する。それほど待たずに鴨南蛮そば到着。
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まずは汁を一口、鴨のエキスが出て、甘辛い、しかし、濃すぎない味は身体に沁み込む。外は風が強く冷えた体にうれしい。
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蕎麦にもこだわり、石臼引きではなく胴撞きという杵のようなもので挽いた蕎麦、細く柔らかめである。感心したのはネギの切り方。4cmほどに小口切りにして、切れ目を入れ、真ん中の硬い部分を取り除き、白い部分を5〜7mmほどに切ってある。ネギのシャキシャキ感が楽しめ、振りネギのみじん切りとは対照的。
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また、肝心な鴨肉は大振りのものが6枚、火を入れすぎず、柔らかさを残していて、周りの脂の部分が堪らなく美味い。さらにちゃんと蕎麦湯も忘れないなど、ちょうど良い接客も心地いい。味もよく静かで、余計なもののない、いいお店である。ご馳走さまでした。因みにPayPayも使えます。
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能登治
港区新橋3ー7ー5
0335913584
港区新橋3ー7ー5
0335913584