hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『大正・昭和の建物を訪ねて』〜根岸・下谷・入谷編

2021-03-07 05:00:00 | 日記
『大正・昭和の建築物を訪ねて』その15。御行の松不動尊から御行の松通り沿いには大きな寺が並ぶ。根岸の里入口のところには手古奈せんべいの懐かしい建物。本店は市川市真間にあったのだが、そちらは閉店してしまい、『手古奈せんべい』はここにしかない。



路地を入ると大きめの診療所、今は営業していないようだが、かつては産婦人科で入口ぬ木が植えられていて、2階は病室に使われていたようである。


お隣は世尊寺、向かい側には赤い看板建築、玄関は新しいドアに変わっているが、概ね昔のまま。

世尊寺から金杉通りに出ると左側の土地で掘削工事をしていてお隣の建物がよく見えるが、まさに看板建築である。横から見ると単なる切妻造り、しかし前に回ると西洋風に見えるのである。

向かいにある『甲州屋』という中華料理店、もちろん看板建築物。まわりも同じような幅の建物が並ぶ。



入谷駅に向かうが、向かい側に3軒の小さな家、別々に建てられたものだが、一番右の家は三角形、狭い土地に無理やり建てたものだろう。



入谷駅に向かうがこの辺りには看板建築が数多くあり、中には変形した建物もある。地型が歪つなのか、正面の通りから見て曲がって建てられている。

少し通りを入ると綺麗に整えられた建物もあり、2階は学習塾として使われているようである。




入谷駅を通り越して昭和通りを渡ると3軒長屋(写真は右の2軒のみ)、左の家は鳶なのだろうか、『六番』と書かれている。

圧巻なのは右手に木造三階建のお酒屋さん。かなり大きな建物で十分な風格、さらに現在も盛業中。ネット情報では明治33年(1900年)創業の水上酒店さんである。



番外編はそのすぐそばにあるビルの1階のパン屋さん。名前は『グーテ・ルブレ』、焼き立てカレーパンが名物。外に突き出した石窯が立派である。ただ、建物全体は古いビルであるが。
大した距離も歩かないが、日暮里・根岸・下谷・入谷には懐かしい建物がたくさん、今回紹介したものはほんの僅かだが、マンションに建て替わる前に見ておきたい。建物巡り、じっくり眺めるのも中々楽しい。