『大正・昭和の建築物を訪ねて』その14。日暮里から根岸まで散歩する中で看板建築などの懐かしい建物をクリップしてみた。
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日暮里駅東口から線路に沿って続く道にはまだまだ懐かしい建物がならぶ。右手に見える看板建築は間口も広く立派な二階建。サッシは新しくなっているが雨戸の戸袋に描かれた模様、横に茶色のラインは粋である。
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営業していない?蕎麦屋『尾張屋』、お品書きは残っているが、かけそば350円は安すぎるのでは。日除けは新しいが。
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その向かい側にある看板建築物、2階は雨戸が閉まったまま、戸袋の模様がいかにもおしゃれである。
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御隠殿坂と反対側、交差点に面した角をうまく使って建てられた看板建築物。3階建ではあるが、3階部分は屋根がなく、現役かは不明。しかし、自転車も植木鉢もあり、医院か床屋などをやっていた跡なのか。両側を高いマンションに囲まれて寂しそうである。
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広い道が狭くなり、住所が根岸に変わると懐かしい街並みがところどころ。あまり大きくない看板建築物。モルタルは修復しているのになぜ2階の手すりは赤く錆びているのか。入口が左側のドアと正面の引戸、どちらを使うのか、などと余計な興味が沸いてしまう。
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看板建築物ばかり注目しているうちに見つけた懐かしい木造建築物。手すりやサッシは新しく直してあり、今も十分現役、奥行きは結構ある。(以下、次回)