あまり知られていないかも知れないが、日本橋はサクラの名所が数々ある。一番有名なのは東京駅から高島屋の横を通る『さくら通り』のソメイヨシノである。木の幹も太く、しっかりした桜の木である。

その前に咲くのが日本橋COREDOテラスの前の河津桜と中央通りから人形町寄りに一本入った道両側に咲くオカメザクラである。今は河津桜が終わり、オカメザクラが満開といった風情である。


オカメザクラとはイギリス人園芸家コンリッド・イングラムが寒緋桜(カンヒザクラ)とマメザクラを掛け合わせて1947年に作った品種である。背はやや低く、花は寒緋桜同様下を向いて咲くのが特徴。色はピンクがかっていて花がやや小さめという可愛らしい品種である。


今日は良い天気ということもあり、昼休み時間にはたくさんの人がスマホを構えて構図を考えながら撮影する姿が見受けられた。


オカメザクラが終わると次はいよいよソメイヨシノ、春本番までもう数えるほどまで近づいてきた。

(黄色のマーカーで示したあたり)