hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

世田谷散策切符で散歩②〜天祖神社と世田谷八幡宮

2021-03-09 05:00:00 | 日記
世田谷線散策切符を使って世田谷線界隈を引き続き歩く。

世田谷代官屋敷跡の向かい側に『天祖神社』がある。参ったあとに知ったのだが、世田谷区には天祖神社は3社(上町、中町、経堂)あるが、ここにあるのは上町天祖神社である。

起源は別の場所にあった稲荷社の祠を1849年にここに移したと言われている。1909年に一度は世田谷八幡宮に合祀されたが、1931年に地元の要望に応じて本殿を建築、再びこの地に移された。

鳥居あたりの間口は狭いが境内に入ると広々としている。ただ、奥に本堂がある以外はあまり何もなく、がらんとしていた。お参りした後、元の道に戻らず反対側に細い道を歩くと上町駅にも出ることができる。(上町駅から代官屋敷に行くにもこのルートの方がよい。)


再び世田谷線に乗り、宮の坂駅で下車。下高井戸に向かって左側の方に行く。以前から疑問に思っているのは駅前というか、駅横に何故か江ノ電601号車両が展示されている。通りがかりの人は玉電車両かと思うが、そうではない。

世田谷八幡宮は先程の天祖神社が合祀されていたこともある由緒ある神社であり、鎮座されたのは今から930年前の1091年。源義家が奥州征伐の帰りにこの地で豪雨に遭い、足止めされたが、戦勝は八幡様の御加護によるもの、と宇佐八幡の分霊を招きこの八幡宮り作ったと言われている。



広々とした境内に入ると右側に厳島神社と池、その横に土俵がある。周りを見渡すと階段状に観客席が設えてあり、9月の大祭の時には奉納相撲も行われる。



これは江戸時代には渋谷氷川神社、大井鹿嶋神社と共に江戸郊外三大相撲と呼ばれたほど由緒あるものである。

階段を数段上がると本殿、他に高良神社、招魂神社も祀られている。規模の大きな神社であり、周辺住民は厄除けや七五三などもここで行う様である。



コロナ禍の中、初詣を避けてこの時期に参拝する人も幾人かはいたが、こちらも人が少なく寂しかった。もちろん、私もお参りをして、御朱印を頂いた。

この後、三軒茶屋駅まで行き、青目不動にお参りしたのだが、本殿はもちろん、社務所とコロナの影響で閉鎖されていたので、次回またお邪魔したい。