hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

フキノトウを見つけた

2021-03-02 05:00:00 | 日記
あまり季節を先取りした投稿ではないが、ふと買い物に行った帰りに小学校の南側の斜面に沢山のフキノトウ(蕗の薹)が顔を出しているのを見て、その姿の愛おしさに思わず書きたくなった。

都会の人にはフキノトウは山菜の一種で、タラノメなどと同様に天ぷらにして食すものといったイメージが強いかもしれない。しかし、雪国に行くと遅い春が近づき、雪が溶け始めた部分に黄緑色のフキノトウが芽吹くと春の到来を感じると聞いたことがある。

実は私も都会育ちではあるが、はるか昔に新潟県妙高市(当時は妙高高原町)に春スキーに行った際、フキノトウを見て、なぜか感動したことがある。しかし、そうした山間地ではなく、我が家からほど近い高井戸や久我山にもフキノトウは顔を出すとは。

フキノトウは蕗の花に当たる部分で雌雄別株。よく見ると白っぽいのが雄株、黄色っぽいのが雌株でしばらくするとヒョロヒョロと高くなる。葉は別に生えてきてハート型をしており、その表面に水が溜まると葉柄を伝って根元に水を供給する仕組みとなっている。昔、CMで見たのだが秋田では大きな蕗の葉を傘がわりに使うくらい大きくなる。

しかし、フキノトウを見ているうちに、これだけのフキノトウが生えているなら集めて蕗味噌を作るのもいいがなどと、私が考えるとついつい食べ物の話となってしまう。フキノトウは春の到来を楽しむべきものである。