『日本橋七福神を巡る』⑤、5社目は松島神社である。今でこそビルの中にあり、参道も境内も殆どないが、言い伝えによると創建は鎌倉時代後期と言われている。ただ、社記は関東大震災と戦災で失われていて詳細は不明である。
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社名にもある通り、元は海の中に浮かぶ島で現在の宮司である柴田家祖先が下総国より移り住み、邸内に諸神を勧進、また、夜掲げる灯火が船頭の目標として舟人の安全に資するものであった。
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江戸時代に埋め立てて武家屋敷を造営する際に町の中心に松島稲荷を配し、故郷の神々14柱を合祀した。
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(酉の市の風景)
その際に天日鷲神も松島神社に合祀したため、人形町のお酉様としても有名で、毎年11月の酉の日には熊手を売る店も2店出るのである。
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(酉の市の風景)
七福神では大国神を祀っていて御朱印にも描かれている。
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この辺りは1933年までは松島町と呼ばれていたが、蛎殻町4丁目に改称され、由緒ある名前は消滅してしまった。なお、1976年の住居表示で現在は日本橋人形町2丁目となっている。
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祭神が稲荷大神、伊邪那岐大神、伊邪那岐神、天照大神、北野大神、手置帆負神、彦狭知神、淡島大神、八幡大神、猿田彦神、金平大神、天日大鳥神、大宮能売神、大国主神の神様がいるのでご利益も期待できる小さいながらパワーのある神社である。
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