hokutoのきまぐれ散歩

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松〜下北沢グルメ

2024-01-26 05:00:00 | グルメ
恒例の新年会に選んだ場所は下北沢。焼鳥屋や居酒屋など色々と悩んだが、最終的に決めたのが『松』、この店はかれこれ7年くらいは通っている。

かつての南口(今の下北沢駅には南口はない)を降りて坂を下り、地味なダイソーを右に曲がると大きな看板を見つけられるが、あまりこの街に来たことのない人には見つけにくい立地。階段を数段登った所に入口がある。

金曜日の6時半に入るとまだ半分程度のお客さん。やはり下北沢はスタートが遅いようだ。奥のボックス席に4人座り、スタート。まずは生ビールで乾杯。

お通しが、左からクリームチーズの干し柿巻き、ニシンの柚庵焼、ニシンの白子の煮付け。いずれも美味いが、特に初めて食べたニシンの白子の旨さに感動。

刺身盛り合わせはひらすずき、ヒラメ昆布締め、タイ、鯖。醤油と共にわさびと塩も添えてある。好みがあるかも知れないが、白身3品を食べ比べするところが面白い。ヒラメにはちゃんとエンガワも1切れずつ。

ねっとりとした身に塩を少し、旨味が堪らん。これには『早瀬浦』(福井県)を合わせた。飲みごたえのある芳醇な酒が魚の旨さを引き立てる。

続いて渡り蟹のシウマイ、ふわふわに蒸されていてそのまま頂いたがカニの味が濃い。私は1つのみ頂く。
酒はあっという間に空いて『あたごの松』(宮城県)、飲みやすさ抜群。そのためか瞬間蒸発、2合たのんだのに。

蓮根まんじゅうは私がこの店に初めて来た時頂いて感動した一品。レンコンを粗く切り、すり身を纏い、油で揚げ、さらに蟹の身たっぷりの餡がかかっている。付いている辛子がいいアクセント。付いている木さじで餡を最後のひと匙まで頂く。
酒はリクエストに応えて『風の森』(奈良県御所市)、独特の香りと微妙な甘酸っぱさ、やはり生酒は美味い。



カキフライはどうしても食べたいという方のリクエスト。洋食のメニューなのに和食として出されても違和感の全くない不思議な料理。今が旬の牡蠣にあっさりとしたタルタルソースをかける。これがまた日本酒にあうのである。



さらに牡蠣と海老の白味噌グラタン、焦げた味噌だけでも酒にピッタリ。その下に牡蠣、さらに海老が待っていてくれる。このタイミングで『豊盃』(青森県)が登場。牡蠣2連発は大好評であった。



少しつまみ系2品、『むかご、クワイ、ギンナンの素揚げ』と『だし巻き』。スタンダードなつまみだが、『瀉樂』(福島県)をちびちび頂く。

『湯葉巻き海老しんじょ』は海老を芯にして海老真薯と湯葉で包み、油で揚げた一品。カニ爪フライと同じ原理だが、湯葉を使っているためあっさり。これには辛口の『南』(高知県)を合わせた。



締めは漬物、揚げたての自家製厚揚げ。個人的にはネギたっぷりが大変嬉しい。もう米はいらないが何かつまみという皆様のリクエストに私が応えたもの。酒の最後は『貴』(山口県)でキリッと締めてお開き。気がつけば満席、入れないお客さんも出てくるほどである。

気がつけば呑んだ日本酒は7種類1升4合、これを4人、つまり平均しても3.5合ずつ飲んでいた計算。この歳なのにまだまだ飲めると感じた新年会、酒もつまみも美味かった。ご馳走さまでした。
世田谷区北沢2ー15ー11
05055908786