昨年2月に名古屋へ出張、帰りの新幹線を待つ間にお邪魔した中華料理の名店『味仙』でいただいた台湾ラーメンのあの刺激が忘れられず、神田駅西口にある『味仙』にお邪魔した。
台湾ラーメンと言っても出自が台湾なのではなく、あくまで日本・名古屋発の中華料理。ニンニクの効いたラーメンに唐辛子の効いた肉味噌、もやし、ネギ、ニラを合わせたものである。スープはやや甘みさえ感じるがすぐに唐辛子の辛さが追いかけてきて、下手に麺を啜ると咳き込んでしまうほど辛い。
店はわかりにくく、狭いビルの2階。店がL字に曲がっていてカウンターは奥の厨房の前。6時過ぎにお邪魔したが5つのボックスは満席、カウンターも先客が2人と1番奥の1席しか空いていないほどの人気。
すぐに台湾ラーメンを注文、中のお兄さんがすぐに作り始める。見ているとスープにもたっぷりと唐辛子を入れている。
登場したラーメンはニラ、ネギと肉味噌がかかってはいるが、スープは澄んでいる。まずは味噌が溶ける前のスープ、鶏ガラだしなのか、優しい味、しかし、やはり唐辛子でかなり辛い。スープに肉味噌が溶けて、麺を啜りながら頂く。もちろん、注意しながらだが。
背後のボックスからは咳き込む音、食べるのが難しい。辛くパンチのあるラーメンだが、一口食べると次の一口が食べたくなる。汗を掻きながら完食。
お土産の2食入りを購入すると店長らしき人が『お客さん、今日食べるの?』と聞かれ、『今食べたばかりだから食べないよ。』と返すと『今食べたばかりだよね。今日食べるならニラやもやしも付けるのに』と言ってくれる。なかなかサービスがいい。
やや三密気味の店を出て、も寒空の下、ぽかぽかになって帰途についたのである。ご馳走さまでした。
味仙 神田西口店
千代田区内神田3ー7ー4香文堂ビル2階
0335262706