hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

biodinamico〜渋谷グルメ

2018-11-10 05:00:08 | グルメ

biodinamicoを直訳すると『バイオダイナミック農法』となる。これは渋谷にあるサローネグループのカジュアルイタリアンのお店の名前。実は10月まではコース料理の一皿ずつにナチュラルワインをペアリングさせる店であった。しかし、現在はコースではなくアラカルト、しかし、料理とワインがペアリングすることができるようにメニューを横に辿るとワイン名が書いてある。

ふとしたことから店を知り、美術館の帰りに立ち寄ったもの。まあ、渋谷だけあって若いカップルが多いのだが、気にもせず入店。入口が分からず階段をテクテク3階まで登る。するとマスコットのカタツムリがお出迎えである。

店は開放的で早く着いたため、窓側の下がよく見える席。若い店の人は丁寧にメニューの仕組みなど教えてくれるが喉が渇いているのでビールで潤したあと注文を検討。

とりあえず、『大人風レバーパテ』『オレンジだらけのスズキのカルパッチョ、野菜添え』『バジルリゾットby臓物職人』『トスカーナの辛いトマトソース、中太麺』と赤ワインのカラフェをお願いする。


まずはレバーパテ、黒いドンブリのような鉢に入っていて周りに並べたトーストに付けて頂く。上にはマルサラ酒の甘いジュレが載せてあり、黒胡椒がよく効いたパテの上にジュレを乗せて食べるとまた味が変わる。

次にカルパッチョ、これはまず底にトレビスなど野菜を炒めたものを敷き、その上にスズキ、さらにオレンジを載せた一品。トレビスとは紫キャベツで独特の苦味があるが、それに新鮮なスズキと柑橘の爽やかさが融合させてある。苦味は結構しっかり苦いがこれにナッツのカリカリとした食感を加え、甘みも引き立つ不思議な味。

バジルリゾットはピリ辛のバジルたっぷりのリゾットにやや甘めの味付けのトリッパ。胡椒と唐辛子が良く効いていてこれをトリッパが緩和している。チーズの風味が全体のバランスを取っている。これじゃワインが進む。赤は飲み終わり、ピンク色の白ワインを追加。

パスタは唐辛子の辛味が最初はあまり感じないが、徐々に効いてくる。特製の中太パスタはもちもちしていて、ソースがよく絡む。これも美味い。


ドルチェはレモンシャーベットでサッパリ。酸味がよく効いていて口が爽やかに。コーヒーで締め、ご馳走さまでした。至る所にカタツムリ、お皿の底にも、テーブルの上にも。店の雰囲気、味もサービスも大満足でした。ご馳走さま。


biodinamico
渋谷区神南1ー19ー14 3階
05055894127

新大塚付近の坂(1)

2018-11-09 05:00:56 | 坂道

『東京の坂、江戸の坂』その109。今回は東京メトロ丸ノ内線新大塚駅を降りての坂巡り。新大塚駅は春日通りに面しているが、これをまずは大塚5丁目方向に歩く。このあたりは豊島区と文京区の区界にあるが、細い道が続く。しばらく行くとボードレールやマラルメなどフランス文学の研究で知られる鈴木信太郎氏の記念館がある。


その先に比較的広い道路・坂下通りが出てくるが、この通りは不忍通りから分かれ、サンシャインまで続く。サンシャインは巣鴨拘置所の跡地であり、大平洋戦争の戦犯が留置されていたのだが、そこに続くため、地元ではこの道を監獄街道と称していた。


信号には『開運坂下』とあるが、ここから垂直に生長の家の方に登る坂が『開運坂』である。坂は突き当たり、左の方にクランクして行くのだが、明治時代には突き当たりに嘉納治五郎の屋敷及び講道館があった。

坂の名前の由来ははっきりしないが、嘉納治五郎がつけたのかもしれない。


新大塚駅まで戻り、春日通りを反対側に渡る。右手の方に歩くと都立大塚病院、さらに大塚公園が見えてくる。意外に大きな公園で噴水もある。

これを左に曲がり、都営住宅を越えて10分ほど歩くとバス通りに出る。これを左に曲がり、次の信号を右手に行くと坂道となる。この坂道が『宮坂』、ここも豊島区と文京区の区界となる。

坂の名前の由来は明治時代に有栖川宮熾仁親王の屋敷があり、のちに宅地開発した際にこの坂道が造成されたが、故事にちなみ宮坂としたもの。


坂道をまた降りて左に歩く。次の信号を左に行くと道が細くなり、坂となる。この坂道が『砂利場坂』。護国寺造営の際の砂利取り場であったためついたのだが、当時は千川が近くを流れていたのだろうか。(以下、次回)

猪八戒〜千駄ヶ谷ランチグルメ

2018-11-08 05:00:20 | グルメ

仕事で外出していてよく知らない土地で12時を回るとランチに困ることがよくある。さらに次のアポが13時過ぎなどという時には。まあ、ランチを諦めるか、立食い蕎麦やコンビニおにぎりにしてしまうこともよくある。今回は千駄ヶ谷駅近くでそのような状態に陥った。

少し探しては見るが飲食店はあまりなく、鳩森神社あたりをウロウロ、ようやく猪八戒という中華料理屋があったので飛び込む。待っているのは2人だけ、ラッキーである。

5分もたたないうちに席に案内されたが、ランチメニューの組み合わせが多くてビックリ。ランチが5種類、さらに麺類半サイズが8種類×半チャーハンまたは麻婆飯と16種類、計21種類もある。刀匠麺が有名らしいが、今回は『豚肉細切りとザーサイの中華麺×麻婆飯』(880円)にしてみる。


待つことわずかで到着。まずは麻婆飯から行くが、スパイシーな上に味付けもよく、脂っこくない。大変美味いのにビックリ。

麺も味は予想通りだが、スープが本格的で何のスパイスが入っているかはわからないが後を引く。同僚は半チャーハンにしたのだが、こちらもしっかり味付けされているが脂っこくないと驚いていた。最後にデザートの自家製杏仁豆腐、これも口どけがよく、美味い。

レジの後ろにはシェフと陳建一が握手している写真、なるほど。それにしても選択の余地がない店で美味いものが食えるのはラッキー、ついていました。ご馳走さまでした。


猪八戒
渋谷区千駄ヶ谷1ー7ー11
0334713775

1丁目1番地1号〜神田神保町編(2)

2018-11-07 05:00:51 | 日記

『1丁目1番地1号』の3回目。今回は神田の街を歩きながら探す。つぎは西神田1丁目1番地1号を探す。錦華通りまで戻り、水道橋方向に歩く。この辺りには意外に食堂、特に日本蕎麦、ラーメン、カレーの小さな店がたくさん並んでいる。

特に蕎麦屋は向かい合わせにあるところもあり、よく共存できると感心。


しばらく歩くと右手に古びた派出所のような建物、現在では猿楽町町会詰所として使われているが、元は猿楽町派出所であった懐かしい風貌である。


その向かいにあるゼンリンの営業所が入る新しいビルが目的地、西神田1丁目1番地1号である。


さらにそのまま真っ直ぐに行くと『カトリック神田協会』の歴史ある美しい教会が見えてくる。地番が分からないのでぐるりとその周りを回るが、地番は神田三崎町1ー1ー12。残念ながらここは該当しなかった。

そのお隣が神田三崎町1丁目1番地1号、これは水道橋駅に近いHLC(Human Line Co.)の本社ビルのある場所らしく、となりのビルが1番地2号であった。


その隣がコンビニ、さらに森のホテルという素敵なホテルがあった。当たり前ではあるが、角地が多く、神田あたりは立派なビルが多く立っていることが多かった。

福聚〜小伝馬町ランチグルメ

2018-11-06 05:00:14 | グルメ

近いけど隣の駅の近くでランチというのも少ない。それならば事務所の近くの方がよくわかった店があるためである。しかし、たまにはと東京メトロ日比谷線小伝馬町駅付近で昼飯を食べることにした。実はこのあたりにはチェーン店が多く、独立系の立食い蕎麦の店は2軒あるが、いずれも出遅れたので満員、立つ場所もないありさま。

小伝馬町交差点に面した一角に昔ながらの中華そば店が一軒、のれんは新しいが、ショーケースなど中がよく見えないほど。ただ、麺は開化楼のものを使っているようす、また、餃子は手作りと書いてあるのだから自信がある様子。困ったことに店の名前がどこにもでておらず、食べログで『福聚』をようやく見つける始末。

店は意外に広く、古い店の割にはオドメーターを使っていて厨房が2階にあるため、これだけ席が取れる。せっかくだから中華そばに半チャーハンのセット(760円)をお願いする。他の客は皆食べているため、アツアツのチャーハンが5分も経たず到着。置いてある紅生姜を取って食べ始めるが、炒め方が上手いのか、ぱらっとさっぱりしていて美味い。

さらにラーメンは中太ストレートで麺はコシがあって中々いい。スープも魚介ダシも加わり、どちらかといえば薄味。チャーシューもバラ肉を巻いてあるものだが、薄くても存在感大。

もっとこってり、というかもっと脂っこく味が濃いメニューが出てくるかと警戒したが、十分美味かった。

4人ほどのサラリーマンが来たが、注文は全員がカツカレー、隠れた名物かもしれない。たぶん、黄色い昔ながらのカレーなのだろうが、私が食べ終わるまでにはでてこなかった。ご馳走さまでした。

福聚
中央区日本橋小伝馬町12ー4
0336611630

1丁目1番地1号〜神田神保町編(1)

2018-11-05 05:00:59 | 日記

『1丁目1番地1号』シリーズ第2回。今回は神田神保町からスタート。神保町は1〜2丁目があるが、神田神保町1丁目1番地は神田ブックフェスティバルの入口である三省堂書店本社近くにある。


また、前回日本橋と同様に『神保町いちのいち』というお店がある。世界一の本の街として26日から神田古書祭りが開催中でワゴンセールのためのテントで歩道が埋め尽くされていた。(神田神保町は住居表示が未済のため、1丁目1番地しかない。)

なお、旧神田区の町は旧日本橋区と異なり、上に神田とつけた町と付けない町がある、さらにややこしいのは①神田と付いている町と付いていない町が並存していたり(鍛治町、岩本町)、②一旦は神田を取ったが住民の要請を受けて改めて神田をつけた町(三崎町、猿楽町)もある。また、町の番地も神保町のように靖国通りをはさんで一方を奇数番地、反対側を偶数番地にしている町もあり、そのためにいくら探しても2番地の隣には1番地は無いのである。


次に向かい側に渡り、神田猿楽町1ー1ー1を探す。靖国通りを渡ると錦華通り、さらに左手に猿楽通りとなるが、この分れ目の御茶ノ水小学校がある場所が1丁目1番地1号になる。


この土地は1973年創立の元錦華小学校があった場所になるが、生徒の減少から1993年に錦華・小川・西神田の3つの小学校が統合してできた。さらに学校の横には夏目漱石が通ったことを示す石碑もある。(以下、次回)

いわもとQ〜神保町モーニンググルメ

2018-11-04 05:00:21 | グルメ

朝から検診のため、全く何も食べずに10時半となってしまった。中途半端なので食べる場所を探すが、ハンバーガーやサンドイッチという気分でもないため、立食い蕎麦屋を探す。以前から気になっていた『いわもとQ』が開いているのを見つけ、入店する。

入口のメニューも食券の券売機も品数が多すぎてやや悩むが、今回は『ダブルイカ天そば』(450円)をお願いする。この店ではもり、かけ、ひやの3種類から選べるがまだ午前中で寒いのため、かけでお願いする。

席はバスの席のように1人席だが前にテーブルがあり、プライバシーが守られている。ただ、大の男にはやや狭い構造ではあるが。

食券を出すとおばさんが奥の方で天ぷらを揚げ始める。しばらく席で待つが、番号が呼ばれて取りに行くシステム。店は混んでいないため、これでも早い方かもしれない。

揚げたてのイカ天ぷらが2つ乗った蕎麦はアツアツ。細くて喉越しの良い麺、塩加減がちょうどいい出汁は流石にこの業界のチェーンでは嵯峨谷と合わせて2大名店言われているだけのことはある。立食いだからといって麺・出汁とも温度・味・量が揃っているのには感心した。

時間が経つにつれ店には新たなお客さんが続々と入店、人気の高さがわかった。路面店だけでもかなりの蕎麦屋がある神保町で十分戦える店であろう。ご馳走さまでした。

いわもとQ神保町店
千代田区神田神保町1ー12
0355776441

日本サッカーミュージアムに行く

2018-11-03 05:00:28 | 日記

森保ジャパンの船出は順調のようだが、機会があって初めて日本サッカーミュージアムに行くことができた。

場所は地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅と本郷三丁目駅の中間あたり、御茶ノ水駅からだと順天堂医院と東京医科歯科大学病院の間の道、サッカー通りと名付けられた道を歩き、次の信号の先あたりにある。

この立派なビルは日本サッカー協会本部でこの1F〜B2Fがサッカーミュージアムである。エントランスには大きなモニターがあり、最近のサッカーの試合を放映していて、その隣にはワールドカップロシア大会の全試合結果がはりだされていた。

地下に降りるとJリーグ全チームのマスコットやユニホーム、キャラクターが展示されていて、その横にはサッカー殿堂入りした人のレリーフが並ぶ。

中に入ると日本代表監督のオフトやラモス、加藤久など新しい人から東京五輪代表の杉山・小城・松本・釜本・横山・森といった選手たちも選ばれている。もちろん、日本サッカーの父と言われているクラマーも入っている。


この先は有料ゾーンとなり、地下2階に降りると目に飛び込んで来るのがワールドカップの優勝トロフィー(レプリカ)、第一回ウルグアイ大会からロシア大会までの記録、さらに天皇杯や女子の獲得したトロフィー、年譜など細かく見始めると時間がいくらあっても足りない。


さらに3Dシアターでは日韓大会のベルギー戦などかつての名勝負も見ることができる。仕事の空き時間のため、この全てを30分で見るには時間が短すぎた。


係員もいてくれて質問にも答えてくれるようである。サッカーファンならもちろん、それほど知らなくとも十分楽しめるミュージアムである。

廣川〜熊谷ランチグルメ

2018-11-02 05:00:25 | グルメ

熊谷駅にちょうど12時に着いたため、いつものように店を探す。熊谷というか、埼玉県は凡そうどんが名物。しかし、いつも昼は麺類のため、おまり変わりばえしない。ならば鰻でもと食べログを調べると駅から5分ほど歩いた所に『廣川』という鰻屋さんを発見。あまり考えてもしょうがないので思い切って訪ねる。

熊谷駅周辺はあまり詳しくないが、駅周辺は歓楽街らしく、昼はひっそり。さらにラーメン屋も昼営業なしの店もある。あまり迷わず店を発見。地方にありがちな一軒家、1階が椅子席で2階が座敷のようだ。しかし、1階は満席のため、2階に案内され、12畳くらいある座敷に1人きりである。


ゆっくりしていると店の人がお茶とおしぼり、品書きを持って来てくれる。鰻の蒲焼きは普通、上、特上とあり、2300円、2600円、3000円となっていて、さらに鰻丼・鰻重と書いてあるのでその差を聞くが、お姉さんは中国人らしく意思疎通が簡単ではない。ようやく、値段は鰻の大きさ、丼・重箱は入れ物が違うだけだということがわかった。そこで食べやすさも考えて鰻丼・上(2600円)を注文。

ちゃんとした店だから鰻を焼くのだろうとゆったりと構えたが、やはり鰻丼登場までに25分。運ばれてきた鰻丼を開けると立派な蒲焼、東京ならば4000円は堅い。それに胡瓜・大根のぬか漬け、肝吸いがつく。

肝吸いには大きな肝、吸い口がミョウガで味もいい。

蒲焼には山椒を振り、一切れを4つに切って一口、当たり前だが柔らかくて香ばしく、脂も乗っていて、何とも美味い。ご飯もたっぷりと盛ってあるが、ご飯はどんどん進む。もっとタレが塩辛いかと思ったがちょうどいい。

丼は正解、とにかく食べやすい、というかほうばりやすい。糖質の摂り過ぎの話を医者としたばかりだが、今日は例外。炊きたての飯にうなタレを掛け、鰻の蒲焼きと食べるとは何という幸せであろう。

東京でもこのくらいの値段ならもう少し鰻を食べる機会も増やせるのに。やっぱり、肝焼き(400円)も頼めばよかったと後悔した。 ご馳走さまでした。

廣川
熊谷市弥生2ー25
0485210338

赤岩渡船で利根川を渡る

2018-11-01 05:00:34 | 日記

赤岩渡船場の歴史は古く、16世紀の上杉謙信の書状に利根川に船橋を掛けて軍勢が侵攻したことが書かれている。江戸時代には坂東16渡津の1つに数えられ、熊谷・行田と足利を結ぶ水陸交通の要衝であった。1925年には県営、その後は千代田町が県から直接委託を受けて営業している。


赤岩渡船場のバス停のすぐそばに船頭さんの詰所があり、そこに声を掛けて船を出してもらうシステム。県道の代替ということで渡船料は無料である。

船には運転担当と舫を外す担当の2人が乗船、お客は私1人。ライフジャケットを渡され、着ると船は出発、川幅はかなりあるが、流れは穏やかで揺れることもない。


船が走っていくと川底の魚が見えるようで係員の2人は大きな鯉か何か?がいたという話をしている。後ろを振り返るとどんどん岸から離れていくが、途中から小雨が降り始める。

しかし、渡船には屋根がないため、避けるには傘でも刺すしかない、と思っている間にもう対岸に到着。船は私を下ろしてすぐに元の岸に帰っていく。千代田町のため、戻ることになっていて、熊谷市側から渡りたい場合は岸にある黄色い旗を掲げることになっている。


熊谷市側はすぐ前が広い芝生になっていてサッカー場として使われている。そのすぐ横には国際十王交通の葛和田のバス停がある。その横には件の黄色い旗、結構大きいが対岸からはこのくらいないと見えないのだろう。


荒天など船が出ない時は対岸に赤い旗が掲示される。バスは毎時35分発と1時間に1本しなかいため、30分くらい待たされる。まあ、こういった旅行で待ち時間は致し方なし。川の上を舞うトンビを見て時間つぶしをした。


バスは定時に到着、熊谷駅には12時に無事到着。今回はバスでなく渡船で県境を越えることができた。