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熊谷駅にちょうど12時に着いたため、いつものように店を探す。熊谷というか、埼玉県は凡そうどんが名物。しかし、いつも昼は麺類のため、おまり変わりばえしない。ならば鰻でもと食べログを調べると駅から5分ほど歩いた所に『廣川』という鰻屋さんを発見。あまり考えてもしょうがないので思い切って訪ねる。
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熊谷駅周辺はあまり詳しくないが、駅周辺は歓楽街らしく、昼はひっそり。さらにラーメン屋も昼営業なしの店もある。あまり迷わず店を発見。地方にありがちな一軒家、1階が椅子席で2階が座敷のようだ。しかし、1階は満席のため、2階に案内され、12畳くらいある座敷に1人きりである。
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ゆっくりしていると店の人がお茶とおしぼり、品書きを持って来てくれる。鰻の蒲焼きは普通、上、特上とあり、2300円、2600円、3000円となっていて、さらに鰻丼・鰻重と書いてあるのでその差を聞くが、お姉さんは中国人らしく意思疎通が簡単ではない。ようやく、値段は鰻の大きさ、丼・重箱は入れ物が違うだけだということがわかった。そこで食べやすさも考えて鰻丼・上(2600円)を注文。
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ちゃんとした店だから鰻を焼くのだろうとゆったりと構えたが、やはり鰻丼登場までに25分。運ばれてきた鰻丼を開けると立派な蒲焼、東京ならば4000円は堅い。それに胡瓜・大根のぬか漬け、肝吸いがつく。
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肝吸いには大きな肝、吸い口がミョウガで味もいい。
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蒲焼には山椒を振り、一切れを4つに切って一口、当たり前だが柔らかくて香ばしく、脂も乗っていて、何とも美味い。ご飯もたっぷりと盛ってあるが、ご飯はどんどん進む。もっとタレが塩辛いかと思ったがちょうどいい。
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丼は正解、とにかく食べやすい、というかほうばりやすい。糖質の摂り過ぎの話を医者としたばかりだが、今日は例外。炊きたての飯にうなタレを掛け、鰻の蒲焼きと食べるとは何という幸せであろう。
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東京でもこのくらいの値段ならもう少し鰻を食べる機会も増やせるのに。やっぱり、肝焼き(400円)も頼めばよかったと後悔した。 ご馳走さまでした。
廣川
熊谷市弥生2ー25
0485210338