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『ぶらり橋巡り』その74。この企画も猛暑に耐えきれずしばらくやらなかったが、11月になり、久々の登場。今回は水道橋付近の日本橋川にかかった橋を巡ってみたい。
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日本橋川は名前の通り日本橋の下を流れる川だが、スタートは水道橋駅から近い神田川の小石川橋から分かれて内濠の近くを経由し、日本橋、さらに八丁堀に近い亀島橋を通り、東京湾に至る。今回は日本橋川の最初の橋である三崎橋から数えて3つ目の新川橋から歩く。
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新川橋は靖国通りの三崎町2丁目の交差点から高速道路に向かう道にある。立派な親柱があるが、新川橋という名前は江戸時代に埋められた堀留橋〜三崎橋を1903年に改めて掘削して水路を通したため、新川と呼ばれたことによる。
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元は江戸時代高松藩上屋敷など大名旗本の屋敷があったところでその跡も発掘されている。
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少し川を下ると堀留橋、ちょうど首都高速西神田ランプのあたりで江戸時代の旧飯田川はここまでであった。それではその先はというと、排水のための小さな水路があったらしい。現在では周囲にも大きなオフィスビルが立ち並び、川は高速道路の下にあるため、覗き込む人もない。
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西堀留橋という青く塗装された橋を通り、次が俎橋、上を靖国通りが通り、幅も広い。
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1983年に現在の橋ができたのだが、当時は工期も長く、渋滞のひどい橋であった記憶がある。江戸時代は川に二本の板を渡しただけの粗末な橋であったためにこの名前となったらしいのだが、現在はその面影はない。(以下、次回)