outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

快晴の日高山地 ペテガリ岳

2013年08月03日 19時35分58秒 | 日本三百名山に登る旅
「待てば海路の日和あり」と言う有名な言葉があります

ヨット ホロホロ三世で世界を周っていた頃、この言葉は日常であり、常に忘れてはならない言葉でした。

エンジンばかりを使って、漁船の様に日本を周ってる「ヨットもどき」が目立ちますが(現実には日本近海はヨットがヨットになれる適当な風が殆ど吹かない)

世界を周ってるヨットは、昔の「帆掛け船」の時代同様「風」が頼りの航海です。

だから「待ちました」

風が良くなるまで、多くの外国のヨットの人達と共に待ちました。

風が悪かったり、天気が悪かったりすると、愉しくありません

それだけでなく危険もあるし「無駄な努力」を必要とします。

日本に戻って来て、一番に思う事は「日本人はせっかち」ですね

僕は良く問うんですが・・・・「余命宣告でも受けたんですか?」と

海でも山でも「待てない人」が日本人には非常に多いと思います

そしてそれだけでなく・・・何もかも無視して「目的地に行く」だけの考えしか持ってないように見えます。

ほとんど病気みたいです。

待つって言うのは、何より強い精神力、忍耐が必要なんですが・・・

兎に角今回は待ちました

日高山地の神威岳も幌尻岳も「無視界登山」でしたから、どんな事があっても日高山地の全容をこの目で見たいと思ったからです。

そんな思いをして待っても、いざ山に登って見ると殆ど視界が無いなんて事も度々なんですが・・・

今回は「待った甲斐があった」山でした

二泊したペテガリ山荘です。

無人の避難小屋ですが、非常に綺麗です。一人一泊500円です。



一日目、昼前に到着して昼食。夜も四時にラーメンを作って食べ、窓際で寝てたんですが、暗くなると星が輝いていて翌日の晴天を約束してくれたように感じました。

翌朝三時に起きて、朝食はパンとコーヒー。

そして4時25分、。4番目の出発でしたからヒグマの心配は少なくて済みました

そらは真っ青に輝いて・・・その代り太陽も凶器の如く照りつけますが・・・何より大事な視界は抜群。

4時間ほど登ると、ペテガリ岳が大きく現れてきました



6時間掛かって頂上に着いた時の僕はヨロヨロでしたが・・・360度の視界は最高

先ずは記念写真



150キロほど遠くに雌阿寒岳も雲に浮かぶように見えてます



また大雪山や十勝岳方面も



カムイエクウチカウシ山も



少し雲が出てるけど神威岳も



そしてまた9キロ戻ってペテガリ山荘に引き返すんですが・・・アップダウンがあって、来た時と変わらない時間が掛かります。先を下る人達です。



随分下ってペテガリ岳を振り向くと・・・太陽の角度が変わって一段と立派に見えました



10人ほど登ったんですが、全員12時間以上掛かって、全員ヨロヨロ状態。

兎に角遠い山で、マダニは一杯居るし、クマザサが進める足の邪魔をするので非常に疲れました。

そして今日の朝ペテガリ山荘を出て、神威山荘の近くに停めてあったキャンピングカーに戻ってシャワーを浴びて、昼食

クタクタでしたが、新ひだか町のコインランドリーで洗濯

買い物をして・・・静内川の左岸緑地に来ました。

兎に角疲れました

視界は十分に楽しめたけど・・・大変な山でした。


コメント
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