outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

花の百名山 アポイ岳

2013年08月08日 19時50分00秒 | 退職生活
日高山地の南の端で、襟裳岬に近く海岸からも近い「様似町」にある「アポイ岳」は標高が僅か810メートルしかないのに、高山植物の宝庫です

その高山植物も「ここだけの固有種」も多く、「アポイ・・・」とか「サマニ・・・」と言った名前が付けられています。

なぜこんな標高が低い山なのに、高山植物の宝庫かと言うと、昨日も少し書きましたが「霧に包まれて気温が上がらない」からで、植生は約2000メートルほどの山に似ているそうです

それから、何故固有種が多いかと言うと、これは少々難しい話ですが、北海道が出来た頃にまで話が戻るんですが、大陸プレートがぶつかり合って日高山地が盛り上がった頃・・・本当なら地表から何十キロも中のマグマが、火山で噴き出した訳でなく地表に出て来てしまったのがアポイ岳で、その出てきた岩を「かんらん岩」と言うらしいですが、非常に比重は重く、色々なミネラルを含んでるけど、土になると「非常に痩せている」ので、そんな痩せた土地で生き延びれるよう進化したからなんだそうです

そんな事で地質学的には「世界でも有名」なんだそうです

さてそんなアポイ岳を標高30メートルほどの所から登ります。

「クマ出没注意」の看板が沢山あって、五か所にこの様な「クマよけ鐘」が準備されています



しかし皆さん本当に慎重で、誰かが先に行くまで腰をあげません

そんな事で今日も「露払い」でなく「ヒグマ払い」の大役を担うことになりました。

五合目を過ぎると、間もなく高木が無くなり花が多くなります

本当は5月か6月が花の最盛期なんですが・・・さすが花の百名山ですね。

8月なのに結構沢山の花がありました もちろん固有種も

一部だけど写真アップします。

ワレモコウだけど・・・



アケボノソウだけど・・・



これはアポイマンテマ



アポイハハコです



エゾルリムラサキです



キキョウです



キンロバイです



こんな蝶か蛾も居ました



頂上で記念写真



弁当を食べて下山しましたが、平日なのに30人以上が登っていました。

駐車場に「アポイ ジオパーク」(入場無料)があるので、先ほど書いたような事を勉強して、30キロ程走って二度目の襟裳岬に来ました

島倉千代子の「えりも岬」の歌では「風がひゅるひゅる 波はざんぶりこ~」と始まりますが・・・

それは冬の話でしょう。

夏の今はこんな感じです



森進一の「襟裳岬」の「何も~ない 春です~」は、言われてみると夏でも「何もない所です」沢山の観光客は居ますが・・・

風は無く、深い霧に包まれて20メートル先も見え難いです。

4時に着いたんですが、その時の気温は19度でしたが今は多分18度位でしょう。

涼しいと言うより、湿度が高く「冷たい」感じです

前回来た時の様に、もっと風があって、霧も無く気持ち良いと思って来たのに・・・残念。

でも良く眠れそうだから文句は言いません

本州に戻るのを止めたので、中野夫妻と連絡を取り合っています。

目的は「一緒にサケ釣り」なんですが、お盆の頃には釣り上げてるかも??です

長期予報を見て、今考えてる本州に渡る時期は大体8月20日過ぎ。

その頃は少し気温も下がりそうだから・・・・

それから先ほど関西で大きな地震があったようですね(気象庁が間違ったらしい)

それと今日も暑そうですが皆さん大丈夫ですか

何事もなければいいですが、くれぐれもお体にご留意くださいませ。

コメント
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