outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

何故台湾辺りなのか

2018年04月17日 21時18分33秒 | フィリピン クルージング 情報 ヨット

海を知らない人はどうして台湾辺りまでしか行かないのか??と不思議に思うかも知れませんので説明します

徳島を四月末に出発すると歩く程度しか進めない小型ヨットが悪天候を避けながら、出来る限り危険な夜間航行をしないように進むと・・・

僕が今まで航海した経験から言えば石垣島まででも二か月ではかなり厳しいのです

二か月後と言えば七月に近く「台風シーズン」になります。

台湾を出てフィリピンへと航海するとなるとあの辺の黒潮は強力で4ノットで北上しています。

ところがヨットは流れが無い海でも5ノットしかスピードが出ませんから・・・進めるのは僅か一ノット(時速1、8キロ)です。

24時間走り続けても24マイル(43キロ)しか進めないと言うのは・・・

フィリピンと言う国には日本の様な四方を囲まれた港は三つしかありませんから・・・はっきり言って何日掛かれば台風が来ても安全に過ごせる港に到着できるか分かりません(自然の入り江で比較的安全と言われる場所が15か所程ある。フィリピンの漁船は殆どが台風には砂浜に引き上げる事が出来る様カヌーの様な船です)

そんなコースを台風シーズンに航海すれば死にに行くようなものですから・・・

台風シーズンが終わるまで台湾で待とうと言う考えなのです

特に台風銀座と呼ばれるフィリピンから台湾、日本近海の場合小さなヨットが航海すると言うのは「安全な港に逃げ込みながら」しか方法が無いのです。

そんな事で二か月で台湾辺りまで行けたら行くと言う事で・・・天候次第ではもっと早くなるかも知れないけれどもっと遅くて日本を出られない可能性もあるんです。

いずれにしても人命第一ですから「安全第一」に航海したいと思います

このコースで僕は5度の台風に遭遇していますが・・・幸い安全な港に逃げ込む事が出来て今も命があるんですが・・・石垣島で75メートルの風が吹いた時は新品のヨットを港に置いてホテルで数日台風をやり過ごしました。

風が強くて外にも出られずホロホロが沈まない事を祈るだけでした。

また奄美大島近くで台湾坊主に追いつかれた時は一人で丸二日以上10メートルもの波の中で自動操舵も壊れ不眠不休で舵を持ち続けた時は・・・昨日書いた様に糞まみれになりました

さて今日ですが・・・届いたダイビングコンプレッサーの試運転をしました。

中国製で説明書も無く・・・あれこれ経験から考えて組み立て・・・エアー漏れを直しながら・・・何とか150気圧まで充填できるようになりました。

でも・・・あれだけ時間が掛かって音もうるさいと・・・ダイビングショップがある所ではタンクを持って行って充填して貰った方が早いし楽だし良いと思います。

しかしダイビングショップが無い所で錨が引っ掛かって潜らないといけない場合にはうるさいなんて言ってられませんから役立つと思います。

ただ・・・長持ちするようには思えませんが・・・・

20日の朝にヨットに行って・・・お金を集めて食糧他の買い出しをして・・・食事もヨットで作って忘れ物がないか確認して・・・そのままヨットで泊まって21日の10時に見送りを受けて出航となります。

自作テンダーを定位置に載せた状態のマハリン3世です

準備期間は明日と明後日だけ・・・

僕が航海で使ったフィリピンの海図を準備しなければ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
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