昨日は黒潮に突入してスピードが出ず宮崎に今日の明るい間に着けるのかと心配しましたが夜の10時頃に沖ノ島を越えた辺りから少しづつ黒潮の影響が弱まりスピードも少しづつ上がりました。
満月に近い明るい月に照らされて、イルカの群れがヨットを囲んで長い間遊んでくれたり、南方から戻る途中のツバメが疲れて休みに来て長い間触れる場所に居たりしました。
見張りは二人がして一人が眠るように組みました。
僕は4時からの誰もが一番眠たい寒い時間に寝る事が出来大変楽でした。
その時はここまで進んでました。
そして午前10時40分に港に入れました。
着岸した時に話をした人の一人が親切にも軽トラを貸してくれたので100円ショップ、ホームセンター、スーパーと回って多量の買い物が出来ました。
税関の係官が来たりで残っていた近藤氏が後で出掛けました。
僕らはヨットでシャワーを浴びて晩御飯の準備をしながら晩酌をしています。
明後日、明明後日と雨の予報なのでここで4日滞在します。
やはりオーバーナイトは疲れますね。
さて今日のタイトルですが、この写真の珊瑚は足摺岬の港に居た漁師さんが朝採って来た珊瑚なんです。
横にライターがあるので大きさは分かると思いますがこれが幾ら位すると思いますか?
僕は一万円はしないと思ったんですが、これでも掃除して漁協に渡すと出荷してくれて50万円位に売れるのだそうです。
それも一番太いのが赤珊瑚で無く桃色な上に虫食い状態だからそれだけにしかならないそうで、もしもこれが赤珊瑚で虫食いでなければ500万円位だそうです。
驚きますよね。漁師さんがそんな値段で売れるとなると加工出来たのを買ったらどんなにするんでしょう。
宝石に全く興味が無いからわかりませんがこの漁師さんが今までに採った最高値の珊瑚は一本が三千万円だそうで、珊瑚採りの漁師は大抵年間4~5千万円水揚げするそうです。
徳島の山奥の上勝町の婆さん逹が木の葉で年間1千万水揚げすると有名だけど足摺岬周辺のじいさんはその4倍も五倍も稼ぐなんて驚きました。
そんな高い珊瑚買ってる人が居るんですね。