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<鳩山代表>「連立解消」発言に社民、国民新が反発

2009-06-17 14:12:52 | Weblog
<鳩山代表>「連立解消」発言に社民、国民新が反発 2009年6月17日 毎日
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_hatoyama_yukio2__20090616_2/story/16mainichiF0617m105/
 民主党の鳩山由紀夫代表がFMラジオ番組で、政権交代後の話として、来年の参院選後に社民、国民新両党との連立政権を解消し、単独政権を目指す姿勢を示した発言に16日、両党が反発した。国民新党は同日予定していた次期衆院選の民主党候補予定者約60人への推薦発表を見送った。
 鳩山氏の発言は連立について「参院選で民主党が単独過半数を取れば消えていくと思う」というもの。
 社民党の日森文尋国対委員長は野党国対委員長会談で「(社民党は)さしみのつまじゃない。党首が言うべき発言ではない」と山岡賢次民主党国対委員長に抗議した。
 国民新党の亀井静香代表代行は鳩山氏ら民主党幹部などとの会談で「1年後の離婚を前提に結婚するわけがない」と推薦見送りを通告した。
 鳩山氏は16日の記者会見で「言葉足らずの中で誤解を与えた。本意を理解していただくべく努力する」と語った。

野党連立「参院選後も維持」 民主・鳩山氏が発言訂正 2009年6月17日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090617AT3S1602716062009.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090616-OYT1T01386.htm
 民主党の鳩山由紀夫代表は16日の記者会見で、次期参院選で単独過半数を取れば社民、国民新両党との連立の解消もありうるとした自らの発言を訂正した。鳩山氏は「特に国民新党との間では郵政民営化の見直しを行わなければならない」と指摘。「相当時間がかかることも考えれば、参院選でどんな状況になっても連立を維持していくべきではないか」と述べた。




 一方、先日の鳩山民主党代表による『参議院選で民主党が単独過半数を取れば、連立解消もありうる』発言は、当然ながら国民新党と社民党の怒りを買ったようで、国民新党は同日予定していた次期衆院選の民主党候補予定者約60人への推薦発表を見送る騒ぎに…。
 その後、民主鳩山代表が慌てて発言を訂正したようですが、おそらくこの問題発言は、たとえ鳩山民主代表が正式に謝罪したところで、しこりが残るでしょうね…(溜息
 実際、現時点でも国民新党の綿貫代表は、地元富山の衆議院3区(高岡市など)について、特定の候補を支援しないことを表明(綿貫氏は当選13回のベテラン議員で、特定の政党を支持することで地域に与える影響の大きさを懸念したものと思われます)していますが、今後同様の動き(自主投票状態)が起これば、とりわけ、与党系候補と接戦を演じている選挙区での民主系候補の苦戦は必至ですし、もし関係の修復が上手く行かなければ、民主と国民新党・社民党 双方が共倒れにもなりかねないかと思います。

 仮に政権を取った後、同じような発言をすればたちまち内閣崩壊にもつながりませんが、鳩山氏も党の代表に就任したのだから、もう少し自身の発言には気をつけて欲しいと思いますね。

「大政奉還決断を」 古川政務官、鳩山氏更迭で首相を批判

2009-06-17 14:05:42 | Weblog
「大政奉還決断を」 古川政務官、鳩山氏更迭で首相を批判 2009年6月17日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090616AT3S1601I16062009.html
 古川禎久環境政務官は16日の自民党代議士会で、麻生太郎首相による鳩山邦夫氏の総務相更迭について「今回の鳩山政変で我が党は決定的に国民の信を失った」と批判した。「大政奉還を決断して保守政党の原点に戻るべきだ。それが一日も早く本当の意味で再生し、復興するための道だ」とも述べ、野党に政権を奪われることも覚悟すべきだとの認識を示した。
 代議士会は首相も出席していた。古川氏は鳩山氏に近い議員の一人。大政奉還という表現で首相に辞任を促したとの見方もある。首相は記者団に「何の大政をどう奉還するのか分からなかったが、若い方々には緊張感があるのだなと受け止めた」と述べるにとどめた。

都議選敗北なら首相進退に発展も 自民幹部 2009年6月17日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090617AT3S1602O16062009.html
 内閣支持率の低下で自民党内に動揺が広がってきた。自民党幹部は16日夜、日本経済新聞の取材に対し、麻生太郎首相が東京都議選の候補者の応援に回っていることに関して「首相は覚悟を決めているだろう」と述べ、都議選で与党が敗北した場合は首相の進退問題に発展することもありうるとの認識を示した。同幹部が首相退陣の可能性に触れるのは初めて。
 自民党町村派は16日、国会内で幹部会を開き、今後の政治日程について意見交換した。政権浮揚のために「次期衆院選前に内閣改造を実行すべきだ」との意見が出た。




 ん…(滝汗 『都議選敗北なら首相進退に発展』発言はいわば麻生総理への最終通告としても、古川禎久環境政務官は一体何が言いたかったんでしょうね…(謎
 麻生総理ではありませんが、私も『この人は一体誰に大政奉還したいのか???』と思いましたし、これだけ大胆なことを言うのならば、発言は確信犯的なものだったのではないかと思いますが、『だったら、第三者がわかるように話せ!』と言いたくなります…(苦笑

 ちなみに、古川禎久環境政務官は、2003年の衆議院選挙で初当選し橋本派に入派するも、2005年の郵政民営化関連法案には反対票を投じたため、同05年の衆議院総選挙では自民党の公認を得られず、無所属で出馬して自民公認候補を破り再選を決めた後、再提出した郵政法案に賛成票を投じたという造反復党組の1人で、現在は山崎派に所属。
 国会議員としてはまだ2期6年しか経験していない44歳の若い議員で、気が急くのもわからなくもないのですが、そのライバルの自民党候補は昨年夏に心臓発作でお亡くなりになられた持永哲志氏で、4年前の選挙戦もこの2人の争いで民主党候補は完全に蚊帳の外。(古川禎久氏102816票、持永哲志氏82204票、民主党外山斎氏22352票)
 いくら民主党に勢いがあると言っても、前回1割強しか取れなかった民主系候補が大躍進するとも思えませんし、あの郵政騒動から4年が経って禊も済んでいると思われるだけに、別に今無理にアクションを起こさなくても、古川氏については、大人しくしていれば次の選挙では公認を得られて楽々当選できる位置にいると思うのですが、一体彼に何が起こったのだろう…??? とクビを傾げざるを得ません。

失職の西尾前市長、出直し選挙不出馬…市民に「不愉快な思い」

2009-06-17 14:01:48 | Weblog
失職の西尾前市長、出直し選挙不出馬…市民に「不愉快な思い」 2009年6月16日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090616-OYT1T00462.htm
 愛知県西尾市の土地利用を巡る汚職事件で、受託収賄罪で起訴された前市長、中村晃毅被告(71)が16日、読売新聞社の取材に応じ、市長失職による7月5日投票の出直し市長選には「立候補する意思はない」と不出馬の意向を明らかにした。
 市民には、「このようなことで不愉快な思いをさせた。おわびをしたい」と話した。
 中村被告は、2月に逮捕され、起訴後も「潔白だ」と主張、西尾市議会から1度目の不信任決議を受けた後、議会を解散した。その後、起訴事実を認める意向を示して今月12日に保釈された。
 同市議会は5月の市議選後に開かれた議会で、不信任決議を全会一致で可決。中村被告は市長を失職した。


 愛知県西尾市と言えば、現職市長の中村晃毅氏が受託収賄罪で逮捕されたにも関わらず、拘置所から議会を解散させるという非常識な言動を行なったことで、市の名前を嫌な意味で有名にしてしまったのですが、その中村晃毅被告が 『出直し選挙戦で出馬しない』ことを表明したようです。
 まあ、当人が本当に有罪かどうかは別にして、現に収賄罪で逮捕されているのですから、職務中に裁判に出るわけにもいかないでしょうし、本当に無実ならば次の選挙で出馬すればいいだけのこと。『何を当たり前のことを今頃になって宣言しているんだ!』 と一喝したくもなるのですが、出直し選挙戦は7月5日に実施予定。
 今のところ民主系の榊原康正県議が無所属で立候補することを表明し、民主のほか自民・公明にも推薦を求めるそうですが、せっかくの出直し選挙戦なのですから、民意を反映する意味でも複数の候補者が出馬して、市民にとって最適な方を選んで欲しいと思います。