「社長は給与返す、社員も返上を」労組反発 英BA 2009年6月20日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/business/update/0620/TKY200906200039.html
経営が苦しいから月給1カ月分を返上してほしい。社長も返上するから――。英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のそんな提案に労働組合が猛反発している。平均的従業員は年収でさえ社長の月収の半分。同列に扱う無神経さががまんならないようだ。
BAの広報によると、月給返上の要請は最近、社内メールで全社員に流された。強制ではないといい、自発的に1カ月間休むか、無給の「ボランティア」として働いてほしいと呼びかけた。ウィリー・ウォルシュ社長自身も7月の給料を返上するという。
ところが、社長の給料は年間73万5千ポンド(約1億2千万円)で1カ月当たり約1千万円。これに対して従業員は年収でも平均約3万ポンド(約500万円)。社長は1カ月で平均的社員の年収の2倍を取っている勘定になる。
「社長は1カ月ただ働きしても困らないだろう。だが従業員はそうはいかない」と労組ユナイトのスポークスマン。別の労組幹部も「まず社の幹部が自分たちの給料を永続的に劇的に削減してからの話だ」とあきれている。
あ~これは勘違いも甚だしいですね。海外程平社員と経営者との給与格差が大きくない日本でも、賃金カットを求める時は、管理職や経営陣など、役職が上がるに連れ賃金カット率を高くするのはいわば常識以前の話。
BA労組関係者の言葉じゃありませんが、『まずは会社を率いる経営者や幹部が身をもって痛みを受け止めてもらう』ことが先でしょうし、年収が20分の1以下の一般従業員から見れば、『ふざけるんじゃない!!!』と怒りを隠しきれないのではないでしょうか…。
航空業界も経営が苦しいのはわからなくもないのですが、まずは経営者であるウィリー・ウォルシュ氏が率先して1年分の報酬を返上するなり、仮に一般従業員に痛みを強いるとしても、やはり段階というものが必要でしょう。
社長のウィリー・ウォルシュ氏は、エア・リンガスに17歳にパイロット見習いとして入社したと聞いていただけに、もう少し従業員の痛みのわかる方だと期待していたのですが、こういう発言を聞くとがっかりさせられますね…(溜息
http://www.asahi.com/business/update/0620/TKY200906200039.html
経営が苦しいから月給1カ月分を返上してほしい。社長も返上するから――。英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のそんな提案に労働組合が猛反発している。平均的従業員は年収でさえ社長の月収の半分。同列に扱う無神経さががまんならないようだ。
BAの広報によると、月給返上の要請は最近、社内メールで全社員に流された。強制ではないといい、自発的に1カ月間休むか、無給の「ボランティア」として働いてほしいと呼びかけた。ウィリー・ウォルシュ社長自身も7月の給料を返上するという。
ところが、社長の給料は年間73万5千ポンド(約1億2千万円)で1カ月当たり約1千万円。これに対して従業員は年収でも平均約3万ポンド(約500万円)。社長は1カ月で平均的社員の年収の2倍を取っている勘定になる。
「社長は1カ月ただ働きしても困らないだろう。だが従業員はそうはいかない」と労組ユナイトのスポークスマン。別の労組幹部も「まず社の幹部が自分たちの給料を永続的に劇的に削減してからの話だ」とあきれている。
あ~これは勘違いも甚だしいですね。海外程平社員と経営者との給与格差が大きくない日本でも、賃金カットを求める時は、管理職や経営陣など、役職が上がるに連れ賃金カット率を高くするのはいわば常識以前の話。
BA労組関係者の言葉じゃありませんが、『まずは会社を率いる経営者や幹部が身をもって痛みを受け止めてもらう』ことが先でしょうし、年収が20分の1以下の一般従業員から見れば、『ふざけるんじゃない!!!』と怒りを隠しきれないのではないでしょうか…。
航空業界も経営が苦しいのはわからなくもないのですが、まずは経営者であるウィリー・ウォルシュ氏が率先して1年分の報酬を返上するなり、仮に一般従業員に痛みを強いるとしても、やはり段階というものが必要でしょう。
社長のウィリー・ウォルシュ氏は、エア・リンガスに17歳にパイロット見習いとして入社したと聞いていただけに、もう少し従業員の痛みのわかる方だと期待していたのですが、こういう発言を聞くとがっかりさせられますね…(溜息