ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

日経平均、続伸 終値97円高の9865円

2009-06-08 15:05:00 | Weblog
日経平均、続伸 終値97円高の9865円 2009年6月8日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090608NTE2INK0308062009.html
 8日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。大引けは前週末比97円62銭(1.00%)高の9865円63銭で、前週末に続いて年初来高値を更新した。円相場が1ドル=98円台に下落したことや、景気の底入れを期待した買いが広がった。ハイテクや自動車、大手銀行など主力株が軒並み売買を伴って上昇し、相場全体を押し上げた。ただ、一段と上値を追う新たな手掛かりは乏しく、後場は高値圏でもみ合いが続いた。東証1部の売買代金は概算で1兆5015億円(速報ベース)だった。



 週明け8日の日経平均は、対ドル円相場が98円台に突入したことなどを好感して、開始直後に大幅上昇して10時過ぎには9914円07銭まで上昇し、午前も前週末比97円83銭高い9865円84銭で終了。
 ただ、午後に入ると利益確定の売りにも押されたようで、相場はやや足踏みし、結局前日比97円62銭高い9865円63銭で終了しました。ここまで来ると心理的な節目となる1万円台超えはいつになるかに関心が集まりそうですが、相場が加熱しているのも紛れもない現実。今後の相場展開が気になるところです。

 それにしても、為替レート とりわけ対ドルで1円半を超える円高には驚きましたね。今日の株価の上昇は、ひとえにこの対ドル円での為替相場の円安進行が貢献していると思います。

改名も「経営成り立たず」聖トマス大が募集停止

2009-06-08 14:47:28 | Weblog
改名も「経営成り立たず」聖トマス大が募集停止 2009年6月6日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090606/edc0906061912000-n1.htm
 兵庫県尼崎市の聖トマス大学は6日、入学志願者の減少を受け、来年度以降の学生募集を停止すると発表した。経済不況や外部環境の変化によって「健全な学校運営を維持することが困難な状況となった」としている。聖トマス大学は家族などを亡くした「グリーフ(悲嘆)」を学ぶ公開講座を開設していることで知られ、尼崎JR脱線事故の遺族やJR西日本の社員らが受講している。
 大学は同日午後、学生と保護者向けに説明会を開き、在校生が卒業するまでは運営する一方、合併や譲渡についても「検討中」と説明した。出席者によると、大学側は「学生が減っていく中で対応できなかった。経営が成り立たなくなった」と謝罪したという。
 大学のホームページなどによると、平成20年度入試では、定員250人に対し合格者は95人にとどまっている。カトリック系で、昭和38年に英知大学として開学し、平成19年に名称を変更した。


 私の世代だと、改名後の聖トマス大学よりも、英知大学と言った方が、『あ~あのカトリック系の私立大学か…』とピンと来るのですが、その聖トマス大学が経済不況や外部環境の変化もあり、来年度以降の学生の募集を停止することを発表したようです。
 ちなみに、高校卒業の延長時に大学に通うパターンがほとんどの日本では、若年者人口の減少は私立大学の経営をモロに直撃していて、有名校には人気が集中する反面、定員割れの大学も増えるなど二極化が進み、昨年の入試では47.1%に当たる266校で定員割れに直面。
 聖トマス大学でも、定員250名に対しての合格者数は、08年度で78名、09年度で110人、今年度も95名と人選以前の段階で、累積赤字も20億円近くとなり、また おそらくは、他の私立大学の例に漏れず、資産運用でも予期せぬマイナスで少なからぬ損失を出していたでしょうし、尼崎市内だけでも大学・短大が4つあり、周辺地域にもライバル学校が多い中、生き残りは限りなく困難と判断したのではないでしょうか…。
 卒業生にとっては母校がなくなることは、実務的にも精神的にもつらいことですし、可能ならば、実質的な吸収合併であっても残って欲しいと願っていると思いますが、果たして経営を引き受けるスポンサーは現れるのでしょうか…。

合併反対多数で白紙に 青森・風間浦村の住民投票

2009-06-08 14:43:16 | Weblog
合併反対多数で白紙に 青森・風間浦村の住民投票 2009年6月8日 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090607/lcl0906072240002-n1.htm
 青森県風間浦村で7日、隣接するむつ市との合併の賛否を問う住民投票があり、即日開票の結果、反対が922票で賛成の670票を上回った。投票率は76.25%。同村の合併問題は白紙に戻った。
 風間浦村の横浜力村長は、2007年の村長選で合併推進を公約に掲げ再選。新合併特例法の適用期限である10年3月末までの合併を目指していた。
 村議会は2月、むつ市議会と合併問題を協議したが、村側の足並みがそろっていなかったことなどから1回で打ち切りとなった。住民投票では合併による財政基盤の安定化を訴える村長ら賛成派と、村による住民サービス維持を主張する反対派が激しく争った。



 風間浦村というのは、下北半島のむつ市の西上にある、人口2300人の本州最北端の村ですが、平成15年にむつ市・川内町・大畑町・大間町・ 横浜町・風間浦村・佐井村・脇野沢村の8市町村で「むつ下北地域合併協議会」を設立。16年に大間町が離脱した後、7市町村での協議会設置について各議会に提案したものの、横浜町・風間浦村・佐井村議会が否決したため、協議会は廃止。その後、むつ市・川内町・大畑町・脇野沢村が協議を再開して平成17年3月14日に新生むつ市が誕生したという経緯があり、村の大部分が山林で財政の苦しい風間浦村が、むつ市に合流することを選ぶのかどうかが注目されていたのですが、合併との賛否を問う住民投票は反対多数で否決となり、合併問題も白紙になりました。
 ただ、17年当時 合併しないことを選んだ4自治体で構成する下北郡は、立地的にもむつ市の右側にあり原子力発電所からの収入を充てにできる東通村は別格としても、残りの3町村はいずれもむつ市を通らなければ陸続きで本州の各自治体に行けない立地にあるだけに、今後合併をめぐる議論が再燃してもおかしくないところ。
 加えて、佐井村は仏ヶ浦という風光明媚な観光地、大間町も大間のマグロで有名で2015年には原子力発電所が稼動予定となっているのと比べると、風間浦村は湯治観光客こそ取り込んでいるものの、他は漁業くらいしか主だった産業もなく、もし他の2町村がむつ市に合流すれば、ますます取り残されてしまう可能性もあるだけに、この『どこと一緒になるのか』という問題は今後も燻り続けそうな予感がします。
 仮にむつ市との合併がダメならば、同じ漁業が中心の大間町あるいは佐井村も巻き込んで新しく町を作るのが現実的なのかな…という気もしなくもないのですが、村民は将来的に生き残っていくために、今後どのような決断を下していくのでしょうか…。

多良間村長選挙 現職の下地昌明氏が再選 開票作業で問題発生

2009-06-08 14:35:44 | Weblog
多良間村長選挙 現職の下地昌明氏が再選 開票作業で問題発生 2009年6月8日
琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-145632-storytopic-123.html
沖縄タイムズ http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-06-07-S_003.html?PSID=90633f6ac07b8a079f803b1dcb826a1d
 任期満了に伴う多良間村長選挙は7日、投開票され、現職の下地昌明氏(57)=無所属=が494票で再選された。前村長の兼浜朝徳氏(60)=無所属、自営業=は433票だった。
 開票作業で問題が発生。実際の投票総数は932票だったが、村選挙管理委員会が記録した投票総数は931票で、一致しなかった。選管は「票差があり、当落に関係しない」と判断した。選管は8日に会合を開き、原因を確認する。
 当日有権者数は940人(男509人、女431人)で、投票率は99・4%(前回99・0%)。有効票927票、無効票5票だった。

沖縄県 多良間村 村長選挙結果
当 下地昌明 494 無現
  兼浜朝徳 433 無前



 沖縄県多良間村は、宮古島と石垣島の中間に位置する多良間島と水納島を行政区画とする人口1200人の村ですが、村長選は4年前の村長選で初当選した現職の下地昌明氏に、元村長の兼浜朝徳氏が挑む形となったのですが、現職の下地氏が494票を獲得して、元村長で433票を獲得した兼浜朝徳氏を破って再選を決めました。
 ちなみに、多良間村では、1982年に4期16年にわたって村長を務めていた下地朝憲氏が引退した後、その年こそ新人の仲宗根玄常氏が無投票で初当選を果たしたものの、86年は当時現職の仲宗根玄常氏と安里茂男氏が争って安里茂男氏が初当選。その後安里氏は90年・94年(選挙無効)・95年・99年と再選を決めたのですが、2001年の安里氏の辞任による選挙では、仲宗根玄常氏の後継者で94年から対抗候補として出馬し続けていた兼浜朝徳氏が、安里氏の後継者である下地昌明氏を破って初当選。そして2005年の選挙戦は、同じ兼浜朝徳氏と下地昌明氏との対決となったのですが、今度は下地昌明氏が初当選するなど、旧仲宗根派(現兼浜朝徳氏)と旧安里派(現下地昌明氏)による激しい勢力争いが毎回行なわれているのですが、今度は下地氏が再選。
 先代の不仲が島を二分する形で、その内部分裂が未だに続いているようですが、人口1200人余りの小規模な自治体が生き残っていくには、そのような不毛な争いは一刻も早く終わらせて一致団結して村の再興を図るべきなのではないかと思うのですが、再選を決めた下地氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。
 アクセスも宮古島・石垣島両島の空港から小型機で15分あるいは宮古島からフェリーで2時間。観光以外はこれといった主だった産業も少ないだけに、村として一体感を出すことで、どう他のライバル自治体と差別化して人を呼び込むかが村長に課された課題かと思います。

名古屋に続いて…半田市長選も「10%減税」掲げ初当選

2009-06-08 14:31:45 | Weblog
名古屋に続いて…半田市長選も「10%減税」掲げ初当選 2009年6月8日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090608-OYT1T00055.htm
 7日投開票の愛知県半田市長選で、名古屋市の河村たかし市長に続き、「市民税10%削減」を公約に掲げる市長が誕生した。
 前副市長から初当選した榊原純夫さん(60)。「減税を訴えると、明らかに有権者の反応が違った。実現に向け、河村さんとタッグを組んで総務省と掛け合いたい」と述べた。
 立候補表明が遅れ、知名度の低さから苦戦が予想された榊原さんだが、告示直前に市民税削減を打ち出したころから流れが変わったという。選挙戦では、スニーカーを履き自転車で市内を走るなど、河村市長を意識した作戦を展開した。
 当選を決め、事務所で「減税は必ず実現させる」と改めて決意表明。敗れた前県議の加藤精重さん(59)は「市民税減税、この1点にやられた」と述べた。
 10%削減を実現するには、約7億円の財源が必要となるが、榊原さんは「大型公共事業の見直しや、市役所の経費カットなどで工面したい」としている。
 削減の時期については、出来るだけ早く取り組みたいとする一方、「6月から新年度の市民税徴収が始まったばかりで、削減のための手続きや、条例改正なども考えると、今年度中は無理かも知れない」と語った。
 河村市長は、7日夜、榊原さんの当選について「私が唱える庶民革命が広がっている証しだと思う。いいことだ」と話した。

愛知県半田市 市長選挙結果
当27666 榊原純夫 無新 半田副市長
 21530 加藤精重 無新




 愛知県半田市は、人口12万人の知多半島の中心都市で、市長選は2期8年現職を務めた榊原伊三氏が当初は3選出馬を表明していたものの、支持層の重なる加藤氏が立候補を表明したその日に出馬を取りやめたため、半田副市長で榊原伊三市長の後継者として立候補した榊原純夫氏と元愛知県議会議員の加藤精重氏による2新人の争いとなったのですが、「半田市は人口も増え、ほかの市と比べ、税収の落ち込みもない。この元気のある半田市を守ることが使命」と訴えると共に、『市民税の10%減税や水道料・保育料の値下げ、市民モニター制の導入、市民活動枠1億円の創設、大型プロジェクトの見直し』などを掲げた榊原純夫氏氏が27666票を獲得し、『「市の職員のやる気を引き出し、軸足が常に市民の側にある市役所にする」「市議や県議の経験を生かして、政治人生の集大成として選挙戦に臨む。万一敗れるようなことがあれば、身を引く覚悟」』と決意を披露して『市役所改革や給食費の無料化、中学までの医療費の無料化、高齢者の生きがい施策』を掲げ21530票を獲得した加藤精重氏を破り初当選しました。
 前々回の2001年に新人同士の争いを制して、前回は完全な独走状態で再選を果たした前市長の榊原伊三氏でしたが、今回は突然の出馬取りやめ。そして前市長は支持層の重なる加藤氏ではなく、副市長だった榊原純夫氏の支持に回るという実にややこしい状況で、前々回同様激しい争いになることが予想されましたが、最終的には現職副市長として実績のある榊原純夫氏に市民は市政運営を託したといったところでしょうか…。新市長がどう市政の舵取りを行なっていくのか要注目ですね。