止まらない暴走! 鳩山邦夫前総務相「このままでは自民党は死ぬ」 2009年6月24日 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090623/plc0906232211021-n1.htm
日本郵政の西川善文社長の続投が決まり、半年間にわたる混乱にピリオドが打たれたかにみえるが、この問題で更迭された鳩山邦夫前総務相の“暴走”が止まらない。公然と麻生太郎首相の批判を始めた鳩山氏に対し、政府・与党幹部は猛反発するが、同調の動きは後を絶たない。「自民党はこのままでは死ぬ」と断言する鳩山氏。「ついにポスト麻生を狙い出した」との見方も-。
「首相は非常によい方だが、致命的な判断ミスをした。経営を一新しなければ、国民が受け入れないのは当たり前だ」
23日朝、鳩山氏は自宅前で報道陣の取材に応じ、西川社長続投を決めた政府の対応を激しく批判。日本郵政役員の報酬カットの方針も「国民を愚弄(ぐろう)する目くらましだ」と切って捨てた。
これに対し、温厚な河村建夫官房長官も堪忍袋の緒が切れたようだ。23日の記者会見で「鳩山前総務相には業務改善命令にきちんと対応する責任があった。その責任を果たさなかったことが辞任の要因となった」と述べ、鳩山氏を批判。「民営化会社の人事の判断は軽くない。決して感情論で片づけられる問題ではない」と断じた。
安倍晋三元首相も「総務相が自分の首と西川社長の首を天秤(てんびん)にかけて首相に決断を迫るのはおかしい」。自民党の菅義偉選対副委員長は「鳩山氏は正義が通るとか通らないとか言っているが、何か違った意図があるんじゃないか」と首をかしげた。
鳩山氏が強気の背景には世論の支持がある。産経新聞とFNNの合同世論調査でも「西川社長は続投すべきでない」との回答が75・0%に上った。
自民党内に鳩山氏に同調する動きもある。笹川堯総務会長は「鳩山氏は責任がないのに総務相を辞職した。西川氏は減給する前に辞めたほうがいい」。谷川秀善参院幹事長は「西川氏の続投は国民の目からわかりにくい」と述べた。
では、鳩山氏の狙いは何なのか。「自民党離党や新党結成は念頭にないが、未来永劫(えいごう)ないわけではない」「政治の流れ次第でとるべき行動は決める」「自民党の出直し的な改革のため若手議員に決起してほしい」-。鳩山氏は意味深長な発言を繰り返し、若手議員らとの会合を繰り返す。
23日夜も都内の居酒屋で行われた若手議員7人の会合に招かれ、「自民党はこのままでは死ぬ。お前たちが爆発しないと自民党は変わらないゾ!」とゲキを飛ばした。
鳩山氏が離党しないのは、かつて離党した民主党と今さら連携できないという事情や、兄・鳩山由紀夫民主党代表との対抗意識がある。加えて鳩山氏は4年前の衆院選で福岡6区に国替えしたばかりで、選挙基盤が盤石ではないことも離党に踏み切れない要因となっているようだ。
このため、自民党では「鳩山氏はポスト麻生の総裁選出馬を狙っているのでは」(閣僚経験者)との見方が強い。
「暴れたくなる心を一生懸命抑えている。冷静に冷静に自らを戒めて…」。鳩山氏は23日、記者団の前でこう述べ、なぜか高笑いした。
一方、東国原宮崎県知事の「私を次期総裁候補として、次の衆院選を戦う覚悟はあるのか」発言に政治面トップを奪われた感もなくもないのですが、鳩山前総務相も「このままでは自民党は死ぬ」発言を行なうなど、中々過激な言動を繰り返しているようですね。
まあ、鳩山氏の場合、肝心の応援団が 共産党を毛嫌いしているあの谷川秀善議員や、「小渕優子大臣は少子化担当大臣。なぜなれたか。子供を産んだからだ」と発言をやらかした笹川堯議員 など、『問題発言議員同士の庇いあいじゃなぁ…』という気もしなくもないのですが、あれだけ日本郵政の西川社長の処遇が問題視されながら 下された処分が『減給30%を3ヶ月』では国民の納得も得られないでしょうし、文部科学大臣や財務大臣を務め現在は自民党幹事長の伊吹文明氏も(その後の恋文騒動での鳩山氏への批判は別にしても)鳩山氏への処分の問題に関しては「国民の目線から見て、鳩山さんの主張が自然」発言をしているだけに、鳩山氏としては自民党のなあなあ体質に危機感を感じるのも無理もないところだと思います。
さすがに総裁選出馬の可能性は、鳩山氏の過去の言動を振り返ると、『自民党長老を説得することが困難』という意味で、東国原氏同様ないと思いますが、今の鳩山氏は国民の人気も高いだけに、あまり党内で冷遇するようだと、今度は離党した上での野党(とりわけ国民新党とは組みやすいのでは?)との連携も十分考えられるだけに、自民党幹部としても今は忍の1文字にならざるを得ない心境なのかもしれませんね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090623/plc0906232211021-n1.htm
日本郵政の西川善文社長の続投が決まり、半年間にわたる混乱にピリオドが打たれたかにみえるが、この問題で更迭された鳩山邦夫前総務相の“暴走”が止まらない。公然と麻生太郎首相の批判を始めた鳩山氏に対し、政府・与党幹部は猛反発するが、同調の動きは後を絶たない。「自民党はこのままでは死ぬ」と断言する鳩山氏。「ついにポスト麻生を狙い出した」との見方も-。
「首相は非常によい方だが、致命的な判断ミスをした。経営を一新しなければ、国民が受け入れないのは当たり前だ」
23日朝、鳩山氏は自宅前で報道陣の取材に応じ、西川社長続投を決めた政府の対応を激しく批判。日本郵政役員の報酬カットの方針も「国民を愚弄(ぐろう)する目くらましだ」と切って捨てた。
これに対し、温厚な河村建夫官房長官も堪忍袋の緒が切れたようだ。23日の記者会見で「鳩山前総務相には業務改善命令にきちんと対応する責任があった。その責任を果たさなかったことが辞任の要因となった」と述べ、鳩山氏を批判。「民営化会社の人事の判断は軽くない。決して感情論で片づけられる問題ではない」と断じた。
安倍晋三元首相も「総務相が自分の首と西川社長の首を天秤(てんびん)にかけて首相に決断を迫るのはおかしい」。自民党の菅義偉選対副委員長は「鳩山氏は正義が通るとか通らないとか言っているが、何か違った意図があるんじゃないか」と首をかしげた。
鳩山氏が強気の背景には世論の支持がある。産経新聞とFNNの合同世論調査でも「西川社長は続投すべきでない」との回答が75・0%に上った。
自民党内に鳩山氏に同調する動きもある。笹川堯総務会長は「鳩山氏は責任がないのに総務相を辞職した。西川氏は減給する前に辞めたほうがいい」。谷川秀善参院幹事長は「西川氏の続投は国民の目からわかりにくい」と述べた。
では、鳩山氏の狙いは何なのか。「自民党離党や新党結成は念頭にないが、未来永劫(えいごう)ないわけではない」「政治の流れ次第でとるべき行動は決める」「自民党の出直し的な改革のため若手議員に決起してほしい」-。鳩山氏は意味深長な発言を繰り返し、若手議員らとの会合を繰り返す。
23日夜も都内の居酒屋で行われた若手議員7人の会合に招かれ、「自民党はこのままでは死ぬ。お前たちが爆発しないと自民党は変わらないゾ!」とゲキを飛ばした。
鳩山氏が離党しないのは、かつて離党した民主党と今さら連携できないという事情や、兄・鳩山由紀夫民主党代表との対抗意識がある。加えて鳩山氏は4年前の衆院選で福岡6区に国替えしたばかりで、選挙基盤が盤石ではないことも離党に踏み切れない要因となっているようだ。
このため、自民党では「鳩山氏はポスト麻生の総裁選出馬を狙っているのでは」(閣僚経験者)との見方が強い。
「暴れたくなる心を一生懸命抑えている。冷静に冷静に自らを戒めて…」。鳩山氏は23日、記者団の前でこう述べ、なぜか高笑いした。
一方、東国原宮崎県知事の「私を次期総裁候補として、次の衆院選を戦う覚悟はあるのか」発言に政治面トップを奪われた感もなくもないのですが、鳩山前総務相も「このままでは自民党は死ぬ」発言を行なうなど、中々過激な言動を繰り返しているようですね。
まあ、鳩山氏の場合、肝心の応援団が 共産党を毛嫌いしているあの谷川秀善議員や、「小渕優子大臣は少子化担当大臣。なぜなれたか。子供を産んだからだ」と発言をやらかした笹川堯議員 など、『問題発言議員同士の庇いあいじゃなぁ…』という気もしなくもないのですが、あれだけ日本郵政の西川社長の処遇が問題視されながら 下された処分が『減給30%を3ヶ月』では国民の納得も得られないでしょうし、文部科学大臣や財務大臣を務め現在は自民党幹事長の伊吹文明氏も(その後の恋文騒動での鳩山氏への批判は別にしても)鳩山氏への処分の問題に関しては「国民の目線から見て、鳩山さんの主張が自然」発言をしているだけに、鳩山氏としては自民党のなあなあ体質に危機感を感じるのも無理もないところだと思います。
さすがに総裁選出馬の可能性は、鳩山氏の過去の言動を振り返ると、『自民党長老を説得することが困難』という意味で、東国原氏同様ないと思いますが、今の鳩山氏は国民の人気も高いだけに、あまり党内で冷遇するようだと、今度は離党した上での野党(とりわけ国民新党とは組みやすいのでは?)との連携も十分考えられるだけに、自民党幹部としても今は忍の1文字にならざるを得ない心境なのかもしれませんね。