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(21日の選挙)船橋市長に藤代氏

2009-06-27 14:20:39 | Weblog
(21日の選挙)船橋市長に藤代氏 2009年06月22日 朝日
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000906220001
 船橋市長選は21日に投開票が行われ、現職の藤代孝七氏(66)=自民、公明推薦=が、市民団体代表野屋敷いとこ氏(58)、元市議の門田正則氏(62)、共産党公認の仁木利則氏(57)の新顔3氏を破り、4選を決めた。当日有権者数は47万6千人。投票率は34・25%(前回31・12%)だった。
 同市市場2丁目の藤代氏の選挙事務所には、開票開始の午後9時20分ごろから支持者らが集まり始めた。予想外の接戦に一時は重苦しい空気が流れた。午後10時半ごろ、当選の知らせが入り、拍手と歓声がわいた。事務所に現れた藤代氏は、支持者や市議、周辺市長らと握手した後壇上であいさつ。「(接戦は)不徳のいたす所だが、後援会のご尽力により、勝利を身にしみて感じる。市民に恥じない市長職を全うする」と喜びを語った。得票差がわずかだった点については、「ここまでは予想していなかった」と感想を述べた。
 藤代氏は、多選の現職に挑んで初当選を果たした12年前の市長選で、自らの任期について「3期12年」と公約。今回立候補したことに対し、選挙戦では、各陣営から「公約違反」と批判された。さらに同市長選告示日に投開票された、千葉市長選で民主党推薦の全国最年少の市長が誕生したことが、多選の藤代氏にとって「逆風」になるのではと心配された。
 しかし、自民、公明の推薦に加え、多選自粛方針の民主からも、県第4区総支部からという形で推薦を得た。さらに市議50人のうち40人近くから支援を受けるなど、新顔3氏に対し、組織力の大きさをみせつけた。
 多選批判については「悩んだ末の決断。市民が判断されること」と、ひたすら12年間の実績を訴え、かわした。
 一方、市民団体代表の野屋敷氏は、自民党を離党して政策集団「日本の夜明け」を立ち上げた渡辺喜美・元行革担当相や、河村たかし名古屋市長らの応援を受けて支持を伸ばしたが及ばなかった。落選が決まると、同市習志野台の事務所で、野屋敷氏は「皆さんに支えられ、いい戦いができたが、力及ばず投票率が上げられなかった。ここで船橋市民の良識を示していただきたかった」と無念の表情で語った。

船橋市長選 選挙結果
当67280 藤代孝七=無現<4>[自][公]
 62627 野屋敷いとこ=無新
 15971 門田 正則=無新
 15483 仁木 利則=共新


 千葉県船橋市は、県北西部に位置する人口59.7万人の県第二の人口を誇る中核市ですが、市長選は1997年から3期12年市長を勤めた現職の藤代孝七氏に対して、野屋敷いとこ氏、門田正則氏、仁木利則氏の3新人が挑む形となったのですが、3期12年の間に中核市への移行や駅南口の再開発、京成線の高架化を実現し、支援者の声に応えて4選目の出馬を決意した現職で自民・公明が推薦する藤代孝七氏が67280票を獲得し、『「市長は3期12年までの公約を破って出馬した現職は信頼できない」と現職の藤代氏を批判すると共に「庶民革命で助け合って生きる共生の船橋を作りたい」』と訴えて62627票を獲得した野屋敷いとこ氏、『「10%の市民税減税と保育料、給食費無料化は実現できる。市長退職金をカットし、予算の無駄をなくせば財源に問題はない」と訴えると共に、「船橋には全国から人が集まっている。その人たちが運営するアンテナショップを空き店舗に作りたい」』と主張して15971票を獲得した門田正則氏、『まじめに努力した人が報われる社会を作りたいと、特老ホームの増設など』を訴えて15483票を獲得した共産党系の仁木利則氏を破り4選を決めました。

 こちらの選挙戦では、現職の藤代氏が97年当時に5選を目指していた当時の現職の多選批判を繰り広げ、「市長任期は3期12年まで」を公約に当選していただけに、多選批判をめぐる議論がどうなるかが注目されていたのですが、対抗候補の野屋敷いとこ氏は62627票を獲得してかなりの大善戦を繰り広げるも一歩及ばず。共産党が独自の候補を出すのは想定の範囲内としても、対抗候補をを一本化できなかったのが、野屋敷氏にとってはやはり痛かったでしょうか…。
 ちなみに、藤代氏の場合、実の父親の藤代七郎氏も75年~81年まで2期6年市長を務めているだけに、他の地域以上にこの多選の問題は大きかったのではないかと思いますが、藤代氏には、この勝利を過信することなく、アンチ藤代票が過半数を占めたことを真摯に受け止め、次の4年間の市政運営を司ると共に、早急に後継者の育成に取り組んで欲しいと思います。

(21日の選挙)田子町長 松橋氏再選/羽柴氏に大差

2009-06-27 14:17:25 | Weblog
田子町長 松橋氏再選/羽柴氏に大差 2009年06月22日
デーリー東北 http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/06/22/new0906220801.htm
東奥日報 http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090621215805.asp
 任期満了に伴う田子町長選は21日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の松橋良則氏(65)が3339票を獲得し、新人の会社役員羽柴秀吉(本名・三上誠三)氏(59)に2524票の大差をつけ、再選を果たした。投票率は73・78%で、前回の2005年を3・94ポイント下回った。
 選挙戦はともに保守系無所属で、町長を1期4年務めた松橋氏と五所川原市から“参戦”した羽柴氏による一騎打ちとなった。
 松橋氏は財政健全化など1期目の実績を強調するとともに、子育て支援や元気な高齢者づくり、ニンニク関連企業の誘致など、町政継続による施策の実現を訴えた。町議10人中6人が支援するなど厚い選挙態勢を構築。精力的な街頭演説などを通じ、町内全域から広く支持を集めた。
 大勢が判明した同日9時50分すぎ、松橋氏は同町田子天神堂向の選挙事務所で支持者と当選を喜び合い、「町民の手で町をよくしたいという願いが、票数に表れた。皆さんと一緒に元気な田子町をつくっていきたい」と抱負を語った。任期は7月10日から4年間。
 反町長派が擁立した羽柴氏は町政刷新を訴えたものの、出馬表明が5月下旬と出遅れたほか、町外からの出馬に有権者の抵抗感は根強く、法定得票数に達しなかった。同町田子田子の事務所で「負けは負け。皆さんが頑張り、私も悔いのない戦いができた。この結果を受け止めたい」と敗戦の弁を述べた。

■ 開票結果(選管最終)
 当3339 松橋 良則 65無現
   815 羽柴 秀吉 59無新




 青森県田子町(たっこまち)は、岩手・秋田の両県境に隣接する人口6000人程度の町ですが、町長選は4年前の選挙で初当選した現職の松橋良則氏に対して、選挙選出馬大好き人間の羽柴誠三秀吉氏が挑戦したのですが、『若者が定住できる環境の整備やニンニク関連企業の誘致』などを訴えた現職の松橋良則氏が3339票を獲得し、「子供たちが希望を持てるまちづくりをやってみたい」と訴え815票を獲得した羽柴誠三秀吉氏に圧勝!
 まあ、この選挙戦は、前回の選挙で、松橋氏に敗れた山本晴美氏が選挙態勢が整わないことを理由に立候補を断念したものの、反町長派が水面下で対立候補の両立を模索していたところ、たまたま町内の飲食店を訪れた羽柴氏に、反町長派の町民が出馬をもちかけたのが羽柴氏出馬のきっかけになったそうで、その後前回選挙で同じく松橋氏に破れた山本晴美氏も羽柴氏の後援会長に就任。
 もっとも、当の町民から見れば、いくら羽柴氏が同じ青森県の五所川原市の出身とはいえ、遠く離れた田子町まできて何をしたいのか理解できるはずもなく、ほとんどの市民は『あ~ またあの人の選挙戦出馬好きが始まった』と白けた思いで氏の出馬を受け止めていたのではないでしょうか…。
 企業家としてかなりの成功をおさめた羽柴氏が『さあ 次は政治の世界だ』と挑戦したがる気持ちも理解できなくもないのですが、縁もゆかりもない方がいきなり出馬しても、当の住民だって戸惑うだけでしょうし、あまりどこにでも出馬しまくっているようでは、当の地域住民から『節操がない』と受け止められかねませんし、もし本気で当選を狙っているのならば、羽柴氏はもう少し勝てる見込みのある選挙戦に絞って出馬した方がよいとさえ思いますね…(呆れ

自民・棚橋氏、首相に退陣要求 天下りの即時全面禁止求める

2009-06-27 14:12:43 | Weblog
自民・棚橋氏、首相に退陣要求 天下りの即時全面禁止求める 2009年6月27日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090626AT3S2600V26062009.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090626-OYT1T00502.htm
 自民党の棚橋泰文元科学技術担当相は26日午前、首相官邸で麻生太郎首相に会い、国が予算をつける公益法人への天下りの即時全面禁止ができなければ退陣すべきだと求めたことを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。
 棚橋氏によると、自民党行政改革推進本部(中馬弘毅本部長)の一員として申し入れた際、首相が「(内容を書いた)紙がないのにそれはできない」と答えたため「できないようであれば退陣していただきたい」と要求したという。ただ、同席した中馬氏は「棚橋氏はそのようなことは言っていない」と否定、細田博之幹事長に棚橋氏を厳重注意処分とするよう要請した。
 自民党内では「内閣支持率の低迷に乗じた棚橋氏のパフォーマンス」との見方も出ている。



 棚橋泰文元科学技術担当相と言えば、23歳で司法試験に合格し当時の通産省に入省後 96年に初当選した、小泉チルドレンにも影響力のある方として有名で、麻生さんが選ばれた08年の自民党総裁選にも出馬する意欲を見せていたものの推薦人が3人しか集まらずに断念したことで、一気に知名度を上げた方ですが、その棚橋氏が麻生総理に退陣要求を出したようです。
 まあ、氏の場合は、元々総理就任に意欲を見せていた方の1人ですし、その後麻生総理がライバル候補に要職に与えて手なずける?ような人事を行ったことで、一旦は従う形をとっていたものの、いよいよ解散総選挙が現実味を帯びてきたため、その後の動きを考えてアピールしたと考えるのが妥当かとは思いますが、政権内部まで不協和音が漂うようではいよいよいつ解散総選挙になってもおかしくないように思います。

 とはいえ、ごくごく個人的には、安部政権途中あたりから、少しでも早く解散総選挙を行い民意を問うた方が良いのではないかと考えていましたが、最近では『どうせ9月11日で任期満了の4年が経過するし、解散から総選挙までは1か月程度の日程は空けなければならないのだから、解散したところで期間が短くなるのはせいぜい1カ月ちょっと。もう任期満了でいいじゃん!』とさえ思うようにさえなってきたのですが、さてさてどうなることやら…(汗
 前回の任期満了は、1976年とまだ日本が活況に沸いていた時代だけに、まだわからなくもないのですが、まさかこれだけ景気が悪く国民も不満を抱えている状況で、ここまで解散せずに来るとは予想さえしていませんでしたね。

東国原知事、衆院選に強い意欲…知事選公約は8割達成 小渕優子少子化担当相は不快感

2009-06-27 13:37:42 | Weblog
東国原知事、衆院選に強い意欲…知事選公約は8割達成と 2009年6月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090626-OYT1T00962.htm
 自民党の古賀選挙対策委員長から衆院選への立候補を要請された宮崎県の東国原英夫知事は26日夜、同県日南市で開いた政治資金パーティーで、「宮崎からどうやって総理大臣を出すか。歴史を変えようと思っている。いつ国とけんかするか、タイミングを見ていた。古里のことを思い、皆さんの意見を聞きながら行動したい」と述べ、国政への強い意欲を改めて示した。
 ただ同時に「国政に行くなというなら行かない。(知事を)やれというならそうする」とも述べた。
 これに先立ち、東国原知事は県庁内で記者団に対し、県知事選で公約を掲げながら任期途中で国政へ転身する点を問われ、「県産品セールスや入札・契約制度改革など8割ぐらい達成した。来年2月に予算を提示すると仕事が終わる」と事実上、知事としての職務を終えているとの認識を示した。

「総理・総裁は命懸け」…小渕さん、東国原知事に不快感 2009年6月26日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090626-OYT1T00832.htm
 小渕少子化相が26日の閣議後の記者会見で、宮崎県の東国原英夫知事の発言に注文をつけた。
 東国原氏が次期衆院選に自民党公認で立候補する条件として、自らを党総裁候補とすることを条件に挙げたことについて、小渕氏は「総理・総裁を目指すというのは本当に大変なことだし、命を懸けてその役割を果たすことだと思う。あまり軽々しく口にできることではない」。
 日頃の慎重な言いぶりとは一変し、不快感をあらわにした。
 小渕氏の父・恵三氏は、総裁(首相)在任中の2000年4月、病に倒れそのまま辞任。翌月に死去した。在職中、心身ともに擦り切らせた父の苦労を知っているためか、「総裁のいす」を軽く見たともとれる東国原氏の発言には我慢がならなかったようだ。

「東国原知事は支離滅裂」 民主・岡田幹事長が批判 2009年6月27日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/politics/update/0627/TKY200906270070.html
 民主党の岡田克也幹事長は27日午前、自民党から総選挙への立候補を打診され、国政転身に意欲を示す宮崎県の東国原英夫知事について、「政策で支持政党を決めると言いながら、
総裁選に出してくれるなら自民党から出るとか、言っていることが全く支離滅裂だ」と批判した。テレビ東京の番組で語った。




 東国原宮崎県知事ですが、「県産品セールスや入札・契約制度改革など8割ぐらい達成した。来年2月に予算を提示すると仕事が終わる」と衆議院選挙及び総裁選への強い意欲を示したようです。
 う~ん。現実問題として 本当に1期4年で8割方目標が達成できるものなのでしょうかねぇ…(苦笑
 まあ、周辺の町村を吸収合併して新市になったようなケースでは、中心都市でずっと市長をやっていた方が、引き続き新市長に就任して1期4年を務め、合併を見守ってから後継者に道を譲ることも少なくないのですが、東国原氏の場合は就任してまだ2年半。
 東国原氏を県知事に選んだ宮崎県民は、『まだまだ県政を変革していって欲しい』と考えていると思いますし、100歩譲って本当に8割方片付いているとしても、知事選でアンチ東国原派の方が当選すれば、これまでの氏が行ってきた改革が元に戻ってしまう危惧についても氏には真剣に考えてほしいと思います。
 まあ、将来的に出馬するのは別に構わないと思いますが、せめて後継者を育成してからにしてほしいもの。どんな形で決着するにせよ、県民に迷惑をかけることだけは勘弁してもらいたいところですね。
 
 一方、この問題については、笹川総務会長に「なぜ(担当相に)なれたか。 子供を産んだから」発言をされても大人の対応をした、自民党の政治家としては珍しく? 冷静な対応をすることでも定評のあるあの小渕優子少子化担当相が不快感を示したようです。
 小渕優子氏と言えば、故小渕恵三氏が総理大臣に就任したのを機に民間放送会社を退社して政治の世界に入った方だけに、実の娘として総理の職の大変さというものをずっと見てきたでしょうし、それだけにこの発言には非常に重いものを感じますが、小渕さんとしては、どうしてもこれだけは言わなければ気が済まなかったのではないでしょうか。
 ごくごく個人的な意見を述べるならば、これまで国会議員でなかった方が大抜擢され、実績を残すことができるようになれば自民党も変わると思いますし、東国原氏としては最大のチャンスなのだろうな…とは思いますが、せいぜい妥協点を見つけるとしても、『あくまでも候補の1人として出馬を認めるけど、推薦人は自分で集めてね』がいいところだと思いますし、本気で国政に出て政策実現を図ろうと思うならば、やはり総裁の座ではなく、総務大臣の道を目指す方がまだ現実味があるのではないかと思いますね。