古ーいMR2のはなし

黒バンパー初期型AW11

2シーターは豊か

2007-10-14 22:57:20 | AW11
実家で文字放送を見ていたら近県のコスモス祭り情報が
あった。
栃木の壬生に行きたかったけど、渋滞の名所である
大谷パーキングの先だったので蓮田の休耕田に変更。
そこは祭りは催されていなかったけど、一面のコスモスは
なかなか気分を和ませてくれた。

往復で走ったR16の一車線になる狭山あたりの中古車屋に
ユーノスロードスターが展示されていて、その様子がちょっと
変わっていた。
拡幅予定の道路上に幌とドアを開けて展示してあったのだ。
道路の傾斜のせいでちょうど真横から観察できるカタチに
なったので、この車のラインの色気と内装の釣り合い感が
よく解った。

端正なノーマル仕様。
「自分の車庫にあったら豊かな気持ちになりそうだな」
などと印象を持ったわけだけど、18年前の車なのに
陳腐化していないのには感心した。
だたし、過去のスポーツカーを参考にしておけば、
それを狙うことはメーカーのデザイナーなら出来そうだ。
で、豊かな感じを受けると言う視点からは
AW11はちょっと負けていると思う。

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リアスポナット締め

2007-10-13 23:58:05 | AW11
リアスポ取り付けナットの座金とトランクフードの間に
入れるための樹脂製カラーに流用できる物を、
ホームセンターで探してきた。
水道栓補修パーツのゴムパッキンで、硬さ的に少し足りない
気がするものの5個入り200円未満なので樹脂丸棒を加工
するよりは無駄が無くて良い。
材質はEDPMで二トリルよりも丈夫なゴムだ。

真ん中の穴が少し細いのでM6が入るように裂け目を入れて
ナットを締め込んだら見事に分裂してしまった。
ボール盤もドリルも無いのでちょっと工夫しないとダメだと
対策を考えていたらひらめいた。
!!
ボディ補修に使うために買っておいた教材用彫刻刀セットの
中から丸刀を引っ張り出し、刃を立ててみたら上手く穴を
広げられた。
無事装着。
ゴムなので少し変形して0.5mm程度はみ出してしまったけど
問題の無いところまでは締めこめた感じだ。

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空力のはなし

2007-10-12 23:55:40 | AW11
このあいだ買った本「現代のライトウェイトスポーツ」の
AW11のページに、「リアスポを付けたことにより
CL値が63%下がった」と解説があった。
揚力係数CLと言うだけに浮き上がりにくくなった事は
何となく解る。けどちょっと調べたくなったので
図書館でそれらしい本をさがしてみた。

<揚力係数&抵抗係数>
航空関係の本でCL値について見てみると、
「物体の形状、姿勢などに関係する無次元の係数」
・・・わからん。
この本でも係数をどうやって出すかは記述していないので
何とも言えないが、
揚力L=CLx1/2ρV2xS
これで見ると実際の揚力は空気密度、速度の他に翼の面積が
関係している。

う~ん、全部掛け算だから係数だけ下げても車体がデカい車は
面積がデカいから同じ形状なら相対的に揚力もデカいってことじゃん。
抵抗Dも上の式の係数がCDに入れ替わるだけで面積に比例している。
抵抗値がデカいと浮きにくくなるから、
「面積がデカい=浮き上がる」とはならないけど、車の場合は
地面を走るから抵抗Dが大きくてもイイんじゃないか?

よく車のカタログとか雑誌にCD値が低いとか書いてあるのは
事実なのだろうけど、空気抵抗Dが低いという説明は見たことが無い。
それに抵抗Dだけ低くても揚力との差がデカいと浮き上がり易いわけで、
そう考えると仮に面積が同じなら、CD値というのはより低い方が
デザインが優れているという広告的な意味合いが
大きいんじゃないだろうか?

<位置は適切?>
スポイラーで接地力を稼ぐと言うのはわざわざ抵抗Dを
大きくしていることと同じような気がするがどうなのだろう。
それにリアが重い車にリアスポという位置がホントに
効果的なのかという疑問も沸く。
車両全体に接地を強めたいなら、前後方向で言えば風が当たる範囲で
より車体中央寄りに着けたほうが効果的なのじゃないだろうか?
だって車両後端に上向きの板があったらリアタイヤの接地は高まるけど
テコの原理で前が上がり気味になりそうだ。

できれば短い翼のようにボディ横に付けて角度は後ろ上がりにしたら
良いのでは?
ただし流れが乱れないような処理は必要そうだけど。
そう考えるとテスタロッサのリアフェンダーの張りはそんなイメージに
見えなくもない。

それとも一般的に車は、フロントガラスが少なからず空気を
跳ね上げる役目を担っているのかも。
でも全高が低くワンモーションなスポーツカーは、形状が
飛行機の翼に近い(浮き上がりやすい)からリアで空気を跳ね上げる
ような処理にしていると考えれば辻褄が合う気がする。

<下向きの圧力?>
spoilを辞書で引くと「だいなしにする」
CD値を台無しにするのか、浮き上がりを台無しにするのか
空気の流れを台無しにするのか・・・
スポイラーと言う言葉は含みがあるなあ。

まあそれは置いといて、
この本を読んでいて、飛行機の翼の断面を逆方向に膨らませて
適切な角度にすれば力が下に向かうので車のリアウイングに
使えるんじゃないかと気がついた。(遅い)
例えばGTウイングって見た目はエグイけど、より最適化に近づけた
機能的なモノなのかもしれない。(断面を見たこと無いが)
少し前の某国産ワゴンには変な位置にウイングが付いているけど、
効果は別にしてしっかり下方に向かって膨らんでいる。

< 謎 >
よく使われるダウンフォースという言葉に何か和製英語ぽい語感を
得たので調べてみたら、予想通り該当するものが無かった。
揚力=lift force の反対語は日本語にも英語にも存在しない。
で、ちょっと深く考えてみて目からウロコが落ちた。
下に向かう力は引力しかないということ。
何かを下に向かって押す場合は力を掛けているんじゃ無く
引力に体を預けているだけだ。(重力)

力を掛ける場合を想像してみると・・・
力を掛ける位置が同じなら物体を横にしようが逆さにしようが
力を掛けられる物体から見たら同じ方向。
で、車のリアウイングは下に向かって揚力を掛けているけど
坂を走れば斜めに揚力が掛かる。でも重力は真下(鉛直)だ。
「物体の形状、姿勢などに関係する無次元の係数」の意味が
何となくイメージできてきた。
ダウンフォースとは話を解りやすくするために便宜的に
使われる言葉なのかもしれない。

<効果>
ここまで考えてAW11のリアスポに効果があるとすれば
抵抗を上げて揚力を打ち消しているか、浮き上がってしまう
時期を遅くすべく力の向きを変えている感じだろうか。

どちらかと言えばトランクフードの重量を稼いで、
開閉するときの重厚感とフックの掛かりを良くするためという
2次的な効果の恩恵を実感している自分なのだ。

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猫足

2007-10-10 22:07:17 | AW11
体調のせいかイマイチ気分が乗らずに仕事を終えて
MR2に乗り込んだ。
こんな日は乗っていてもあまり楽しくないんだよなぁ
などと思いつつ走り出す。

でも数分走って年に一度か二度の乗車感の良さに気がついた。
猫足?
いつものゴツゴツ感が無くてピンと張ったシットリ感は
かなり楽しい。エンジンの調子が良く、前タイヤの手ごたえが
ちゃんとあって突き上げが丸いのは初めてだと思う。
これほど気持ちが良いと、何かやたらと感謝したくなる。

ダルかった仕事は車の気持ちよさを倍増してくれたし、
MR2を設計した人、補強してくれたショップ、良いタイヤ、
純正ハンドルの絶妙な太さ、スピーカーから聞こえる音楽、
窓から入る風、全部に感謝するのがまた楽しい。

それと、友人に勧められて帰りに買った酒が美味くて
またまた楽しい。

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パキン!

2007-10-07 10:36:18 | AW11
まだ平気かなぁなどと思いつつ空気圧チェックしたら
意外にもF:1.7 R:1.9に下がっていた。
9/26にリアだけ2.1kg/m2程度にしたはずだからこの何日間かで
また下がったわけだ。
昨日のモサモサ感は空気圧のせいかもしれない。

出発前に1.9 / 2.2に上げて奥多摩方面へ。
いつもの道を吸い付くように楽しく行けた。
曲がるとき不安だった箇所も、数ヶ月ぶりに上げたフロント圧の
影響かそんな感覚が払拭されて補強初期を思い出せた。
ただ、これは初めて気がついたのだが
右カーブに差し掛かると左フロアあたりからのパキンという音。
右→直線→右の時は出ないのに、右→左→右の時は出ていた。
ボディが捩れにくい分どこか捩れているんだろうか?
捩れて戻って捩れて・・
伝搬音だから左側からかどうかも怪しいところだ。

まあご愛嬌ということで。

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揺れる

2007-10-06 13:58:43 | AW11
こんな気持ちの良い気候の朝はじっとしていられないので
いつもの1時間コースを走ってきた。
早朝は大人の車好きしか走っていないし、近県から来るBike乗りが
コーナーを攻め始めるのは10時頃なので比較的安全に楽しめるのだ。

埼玉から奥多摩方面に抜ける道は2ndに入れっぱなしで充分カバー
できるんだけど、今日気がついたのはアクセルを緩めたときに
一瞬遅れて揺さぶられる動きが出ることだった。
じわじわ緩めれば気がつかない程度のものだけど、
直線で回転が上がってその先が急カーブというパターンが度々
あるので、一気に緩めることになってその動きが出てしまう。
揺れが出るのは仕方ないけど、一瞬遅れて来るのが何とも
期待値通りではなくて気になった。

いつもはブレーキで前荷重気味にしてから回るので、ブレーキを踏む
タイミングと重なって気がつかなかったみたいだ。
マウント関係?
一般道をフラフラ走っている限りは大した問題じゃなさそうなので
しばらく放置だけど気分的にはどうにかしたい。

で、こういうズボラな走り方をするとMIDって曲がらないことにも
気がついた。

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自然に

2007-10-05 23:35:15 | その他
近所にある焼き鳥屋が良い感じだ。
アパートの前のスペースに店を建ててガーデンパラソルと
ベンチが3セット置いてある、その感じがすごく自然でなぜか
懐かしくて、でも最近よくある昭和風情を狙った若々しい
店とは違う、力の抜けた雰囲気がとてもイイ。
古いMR2を小キズを気にしないで乗る、そんな感じ。
近所と言っても歩くにはちょっとしたウォーキングだし、
AW11の重ステを回しながら行くには近すぎか。
車で行ったら酒飲めないし。

なぜこんなこと書くかというと
大好きな中島らもの新しい短編エッセイ
「ポケットが一杯だった頃」を読んだからだ。
1編目が立ち食いの話で、樽をテーブル代わりにした
吹きさらしの飲み屋の話がツボにはまって先の焼き鳥屋を
連想してしまった。
イイよなぁこういうの。
らも氏の新作が読めないのは非常に残念だ。

この本、すでにネットでも入手困難になっていたので
大都市の本屋で熱心に探すしかないかもしれない。
出たばかりなのに。

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Lightweight

2007-10-03 23:39:05 | AW11
現代のライトウエイトカーという本を注文した。
CGの総集編的なもので、先週立川の本屋でパラパラと
立ち読みしたら、MGFやバルケッタはモチロン、
AW11まで掲載されている珍しい内容に共感したからだ。
飲みに行く途中だったので、そこでは買わずに(失礼)
セブンアンドワイに注文してさっき受け取った。

早速MR2のAW11のページに目を通してみると。
メカニカルな専門用語が並び構造も詳しく解説しているので
書いた人も相当力が入っている感じだ。
その一部に開発関係者のコメントがあって、ジオメトリーを
これほど熱心に詰めた車は無いとのことだ。

geometry = 幾何学
よく解らないけど、静的な部品配置は熱心に詰めたと
言うことだろうか?
ひねくれた見方をすれば、走行している状態では
そこまで詰めていないと取れなくはない。
だけどトヨタのイメージっぽくない話は、時代の良さと
受け取っても良いのかもしれない。

車好きは多かれ少なかれAW11にワクワクしていたのは確かで
この記事が当時のままのページ数だとすれば、SW20の3ページ
に対してAW11は7ページだったことからも話題性の差が
想像できてしまう。

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