ARRL 発行の QRP DXCC を覚えていますか?
2002年 1月のスタートで、過去のいかなる QSO ( 5 W output or less ) も有効です。
更に、No QSL の交信もOKです。
つまり、通常の DXCC と異なり、申請書の提出だけで QSL カードの添付は必要ありません。
100 エンティティーの基本アワードのみで、エンドーズメントは無しです。
QSO が遡って OKですから、QRPer として今まで実績を積んでこられた方は、そのほとんどが、
2002年の開始と同時に申請を済ませてしまった様です。
その後は、年間に 10局も申請者がいないような状態ですので、新しい QRPer は、ほとんど誕生していない様に見えます。
ざっと見たところ 2011年には申請者はゼロだった様な気がします。
QRP DXCC なんて忘れ去られてしまったんじゃないかと心配です。
エンドーズメントが無いので、活気付かないのでしょうか?
現在、QRP DXCC Holder は 471 名 ( 内 JA は 41 名 ) です。
これから先、サイクル 24 のコンディションが、どの程度上がるかは分かりませんが、QRP DXCC に挑戦するのも面白いのではないでしょうか?
私の考えでは QRP DX と言うのはシンプルなアンテナを使用し、ミニマムなパワーで QRV するのが、本来の姿だと思っています。
ですから、ビッグアンテナを使用した QSO に関しては疑問を持っています。
出力が 500mW とか言うのであれば、聞く耳を持ちますが、10dB ものゲインのあるアンテナを使用して 5W じゃ QRP の価値を感じません。
5W で 10dB のゲインがあれば 50W 換算になり、しかも指向性 ( ビーム ) がある訳ですから、大概のところには飛んでいくと思いますので、真の QRP と言えないような気がするのです。
昨日も FW0NAR/P と GP / 20W ( 14MHz CW )で簡単に QSO 出来ています。
QRP の定義として、パワーだけではなく、アンテナも 3 ele tri-bander & Single element などと規定を設ける必要があるのではないでしょうか?
JARL QRP CLUB ではクラブ独自で規定を設けて広くアピールしているようですが、グローバル・スタンダードにはなり切れていない様です。
DXCC とは別立てで QRP DXCC がある以上、ちょっと食指が動きませんか?
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