Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

バーナード・パーディ と カーマイン・アピス

2020-04-04 00:00:00 | ノンジャンル

 今日の話題は音楽 ( ドラマー ) 関係 2 題です。 私にとっては、どちらもレジェンドなんですが一般的には知らない人が多いと思います。 従って、殆どの方に関係がありません。 先に謝っておきます。

1 バーナード・パーディBernard Purdie ( 80 才現役 ) と言うドラマーがいます。 自分名義でのレコード ( CD ) も勿論出していますが、セッションマンとして多くのプレーヤーと共演しており、そちらの方で有名です。 下は 2018 年のアルバム ” Cool Down ” です。 Digital , Streaminng , Vinyl で発売とあります。 最後の Vinyl ですが、これは、なんと LP レコードの事です。 いまだに ” あり ” なんですね。 驚きです。

 

 恐らく、ロックバンドをやっているドラマーでも知らない人がいるかも知れません ( ドラマーならば知ってて欲しい )。 R&B 系の黒人ドラマーです。

 20 年程前の或る日、知り合いのライブハウスから電話が入った、「 とても 有名らしい ドラマーが店に来ているけど、誰も彼を知らない。 ちょっと来てくれない ? 」 「 誰 ? 」 「 バーナード・パーディとか言ってるけど ・・・ 」

 衝撃が走りました。 バーナード・パーディが知り合いの店に来ている !。 私はすぐさま店へ飛びます。 さて、サインを貰わなければ ・・・ そうだ The Drum magazine の最新号に彼のインタビューと写真が載っていたっけ ・・・ よし、これにサインを貰おう。

 店へ着くとレジェンドが、目の前にいる訳ですから、緊張気味に大ファンである事と、「 この本にサインを貰っていいか ? 」 と聞きました。 すると、彼は大変喜び ・・・ サインを求められた事に、ではなく、本に過剰反応 (笑) ・・・ 「 このインタビューは覚えているが、見るのは初めてだ。 この本をくれないか ? 」 「 えっ ! サインを貰おうと思って持ってきたのに ・・・ 」 「 じゃあ、代わりにお前の T シャツにサインをしてやる 」 と言って書いて貰ったのが以下の写真です。 ついでに、名刺も貰い 「 お前 ( Joe ) がアメリカに来る事があったら、会社に遊びにおいで 」 と社交辞令まで ・・・ 。 To Joe とありますが、私の事です (笑)。

 

 しかし、相当嬉しかったと見えて、こういう所では演奏しないのだが、お前の為に一発なんかやろうなんて、プレーまで見せてもらったのです。 あの、ファンキーなグルーヴは日本人には無理だと感じました。 所謂、Purdie shuffle と言われるノリです。

2 BB&ABeck, Bogert & Appice , 1972 - 1974 ) と言うイギリスのロックバンドがいました。 Beck はジェフ・ベックです。 Bogert & Appiceバニラ・ファッジ Vanilla Fudge , 1966 - 1970、” キープ・ミー・ハンギング・オン ” の大ヒットを飛ばしている。 アートロックなどと呼ばれていた ) のベースとドラムです。

 その、ドラムである、カーマイン・アピス Carmine Appice のサインが、中洲のカラオケ屋 ” パレスワールド ” 1 階の打ちっ放しのコンクリート壁にあったのです。 時々バンドを一緒にやっている、友人の店主は 「 これ、いつの間にかあるんだけど誰のサイン ? 」 ・・・ と。 こんな事 ( 大事にされてない事 ) があって良い訳がありません。

 本物かって ? 。 カーマイン・アピス自身が、中洲のカラオケ屋で飲んだ事があると言っていますし、この時、女子従業員がサインをしているのを目撃しているのです。 彼女は誰だか分からなかったそうですが、間違いありません。 10 年前、このビルが取り壊しになった時、サインの書かれたコンクリート部分を何とか貰えないかと画策して見ましたが、叶いませんでした。 せめて写真でも撮っておけば良かったと悔やまれます。

 サインに掛る思い出 2 点でした。 ハムの話題ではなく御免なさい。

 【 参考 】 「 最も偉大なドラマー TOP 100 」 を米ローリングストーン誌が発表。

28位. カーマイン・アピス、20位. バーナード・パーディ となっている。


コメント