先月、とても久しぶりに母のお墓参りへ。
コロナがあったから何だか誤魔化されちゃう。
5年振りくらいかと思っていたら9年も経っていたのね。ごめんねお母さん!
子ども時代、毎年夏休みを過ごした母の里。
伯父は4年前に亡くなり伯母を従兄妹たちが介護中。
世代交代が進んでいく…。
優しくてかわいいおばちゃん。認知症はあるけれど、かろうじて私たちのことを分かってくれた。
元気な内に…と思っていたので今回思い切って訪ねて良かった。
母の一族は皆ケラケラとよく笑いよく喋る陽気な太陽一族。
いつもこちらまでケラケラが伝染る。
ここへ帰ると本来の自分を取り戻すような心地良さを感じるんだなぁ。
親戚っていいもんだなぁと改めて思う。
従兄妹たちも子どもの頃と変わらずいつもあたたかく迎えてくれる。
別の従姉妹たちもやって来て
皆忙しい合間を縫って手分けして私たち姉妹をあちらへこちらへと運んでくれる。
ありがたいやら申し訳ないやら。
母のお墓参りのあと
父の実家のお墓のあるお寺へ。
ここに最後に来たのも9年前。父と一緒に父の育った町を歩いたっけなぁ。。。
父が3歳の頃に亡くなった父親(わたしの祖父)、父を育ててくれた曾祖父母などなど、わたしは会ったことのない血縁者たちが眠っている。
母親と引き裂かれ死んだと教えられ、得も言われぬ苦労の多い子ども時代を過ごした父。。。
父をとても大事にしてくれた曽祖父のことだけは父はこころから慕っていたらしく、亡くなる前年にも独りで長距離バスに乗ってお参りに来ていた父。
最期は父の故郷に連れて帰ってあげたくて、ほんの少しの父の遺灰を連れてきた。
これが本当に最期の父のお墓参り。
そのあと美しい山陰の海へ。
父も若い頃泳いだであろう浜辺。
小匙一杯ほどの父の遺灰を海に撒くと一瞬で海風がふわっとさらっていった。
バイバイ!万年不良オヤジ!
世界でたったひとりのわたしのおとうさん。
お別れに付き合ってくれた従姉妹たちにも、こころからありがとう〜!