時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

すきな壁

2024-12-21 | essay
どこまでも どこまでも

思いのままに
まるで紅いレース編みのよう。

今年もまっかに染まりました。




小学生のジブンにタイムスリップする方法

2024-12-19 | essay
自分がリュックを背負っていて誰かに忘れ物を入れてもらったり、または何かをリュックのポケットから出してもらうという時…。

クラクラするほどの懐かしさに捲かれるのは
わたしだけだろうか。
瞬時にランドセルを背負っていた約半世紀前のジブンにタイムスリップしてしまうのである。

小学生の頃、よく通学直前の玄関先で背中に背負ったままのランドセルのフタを母が開けて忘れ物を入れて貰ったり何かを取り出して貰ったりした。
体が憶えている背中に伝わる振動や感覚がそのままに甦り、思い掛けずちいさいジブンを追体験してしまうのだ。

懐かしさと切なさのないまぜになった感情…。
こうして今尚誰かがそばにいてくれるというありがたさに何だか胸が熱くなってしまう。
我ながら幾つになっても感受性が強すぎるせいなのかもしれないけれど〜!

小学生のキモチに瞬時に戻ってみたい方は、ぜひお試しあれ。




ウイスキーニート

2024-12-16 | MUSICのこと


近年、Apple Musicで
あえて新しいグローバルな音楽を流し聴いて気に入る曲をプレイリストに入れている。

聴いているうちに、なんだろそれ?と聞いたことのないとあるフレーズが気になって調べてみた。

Whisky neat
ウィスキーニートとはなんぞや。

生(き)で飲むウィスキーってことらしい。
へえ。そうなんだ〜。
「生で呑む」といえば、うちの父はウイスキーを瓶からラッパのみするひとだったので、子どもの頃からそれを見慣れていたわたしは社会に出てから世の中のひとがウイスキーをたっぷりの水で割って飲むのを見て逆にビックリ仰天したものだ。

それにしても、なんだか最近ウイスキー流行りなせいか、洋楽の曲中にwhiskyという言葉をよく聞くような…?
気のせいだろうか??

ところで、そのwhisky neatというコトバが出てくる曲は、Hozier(ホージア)の「Too Sweet」

この曲すごくいい。
他の曲も聴いてみたらこれまたどれもいい〜。

何だかちょっと懐かしいような。80年代の米国ブルースロックを思わせるような。
ビートがレトロなのか?

このところリピ率高し。

ホージア氏はアメリカンかと思いきやアイスランドのミュージシャンでありました。しかも1990年生まれ。
80年代は生まれてもいなかったのね〜!




いけんとあかん

2024-12-13 | essay

懐かしい鳥取弁で書かれた注意喚起の文言にニンマリ。
コレいいねえ。

子どもの頃、毎年夏休みを鳥取で従姉妹たちと過ごすうち、鳥取弁と大阪弁、互いに感化されて言葉がミックスされたものだ。

「いけん」と「あかん」
ちょっとの差なのにねぇ。
ニホンゴっておもしろい。

ここは鳥取砂丘。
先月、姉と一緒に久しぶりに帰った両親の故郷鳥取。
やっぱり来たからには砂丘も見に行かなくちゃね。

いつ見ても大きいなあ。
鳥取砂丘、すきだなあ。

若い頃の両親のモノクロ写真を思い出しながら砂の上を暫し歩く。
さすがに今回は馬の背を越えて歩きはしなかったけれど。

父や母が幼い頃にも
こうしてここにこの風景は拡がっていたわけで。
砂に積もる悠久の時間を想う。。。

空もうつくしい
大きな自然。。。
日中はひとが多いけれど、夜には様々な動物が訪れるという。タヌキ、イノシシ、鹿も!
月明かりの砂丘に佇む鹿を暫し想像してみる。。。
いやぁ、見てみたいものだ。

新しく出来ていたおしゃれなカフェでひと休み。
初めて見た!らっきょの花。





(11月に訪れたふるさと鳥取の健忘録でありました。)




父を故郷に還す

2024-12-06 | essay

先月、とても久しぶりに母のお墓参りへ。
コロナがあったから何だか誤魔化されちゃう。
5年振りくらいかと思っていたら9年も経っていたのね。ごめんねお母さん!

子ども時代、毎年夏休みを過ごした母の里。
伯父は4年前に亡くなり伯母を従兄妹たちが介護中。
世代交代が進んでいく…。
優しくてかわいいおばちゃん。認知症はあるけれど、かろうじて私たちのことを分かってくれた。
元気な内に…と思っていたので今回思い切って訪ねて良かった。

母の一族は皆ケラケラとよく笑いよく喋る陽気な太陽一族。
いつもこちらまでケラケラが伝染る。
ここへ帰ると本来の自分を取り戻すような心地良さを感じるんだなぁ。
親戚っていいもんだなぁと改めて思う。
従兄妹たちも子どもの頃と変わらずいつもあたたかく迎えてくれる。
別の従姉妹たちもやって来て
皆忙しい合間を縫って手分けして私たち姉妹をあちらへこちらへと運んでくれる。
ありがたいやら申し訳ないやら。

母のお墓参りのあと
父の実家のお墓のあるお寺へ。
ここに最後に来たのも9年前。父と一緒に父の育った町を歩いたっけなぁ。。。

父が3歳の頃に亡くなった父親(わたしの祖父)、父を育ててくれた曾祖父母などなど、わたしは会ったことのない血縁者たちが眠っている。
母親と引き裂かれ死んだと教えられ、得も言われぬ苦労の多い子ども時代を過ごした父。。。
父をとても大事にしてくれた曽祖父のことだけは父はこころから慕っていたらしく、亡くなる前年にも独りで長距離バスに乗ってお参りに来ていた父。

最期は父の故郷に連れて帰ってあげたくて、ほんの少しの父の遺灰を連れてきた。
これが本当に最期の父のお墓参り。


そのあと美しい山陰の海へ。
父も若い頃泳いだであろう浜辺。
小匙一杯ほどの父の遺灰を海に撒くと一瞬で海風がふわっとさらっていった。

バイバイ!万年不良オヤジ!
世界でたったひとりのわたしのおとうさん。



お別れに付き合ってくれた従姉妹たちにも、こころからありがとう〜!




汗ばむ12月

2024-12-03 | essay

ススキを撮ったら鳥が写っていた!
小さいことだけれど
とてもうれしい偶然。

その後、噴水の池で水浴びしているカラスに出会った。
バシャバシャと気持ち良さげ。
12月に入ったというのにコートなしで歩けるような陽気。
日向では軽く20℃を超えていたに違いない。
カラスも暑かったのか
水から出たり入ったり。
カラスの行水、実写版?
あまり見たことのない光景だ。
どこを歩いても
晩秋の木々は本当にきれい。


ドウダンツツジの美しさといったら!!
期間限定のスターですね





金色と紅

2024-11-30 | essay

GOLDの世界

大きな木を真下から見上げるのがすきだ。
木の懐の深さを肌で感じることが出来る。
神社のふたごの木。




とても一本の樹とは思えないほど、たくさんの色を持つもみじ。

晩秋の木々はとてもおしゃべりなのだ。




「イル・ポスティーノ」すきな映画

2024-11-28 | 映画 のこと

ひょんなことから
期間限定で再上映していることを知り
予定をずらして何とか滑り込み!
約30年来とてもすきな映画
「イル・ポスティーノ」
1994年イタリア/フランス制作

制作から30年。4Kデジタル・リマスター版
とはいえ、なんと劇場のスクリーンで観るのはこれが初めてのこと。
すきな映画5本指に入るというのに!
DVDもサントラCDまで持ってるのに!
なので、どうしてもどうしてもスクリーンで観たかったのであ〜る。

日本公開は1996年とのこと。長男出産の年だもの。映画館からは一番足が遠のいていた時代だ。それは仕方がないねぇ。

いやはや〜
観れてよかった。
うつくしい風景、表情の隅々、波の音、風の音。。。

このすばらしい映画に出逢えたことに感謝!

今回お邪魔した映画館は有楽町の「角川シネマ有楽町」

この建物、電器店になって久しいけれど以前はそごうデパートだった。
学生時代、ここから地下続きの交通会館でアルバイトしていて、このそごうのデパ地下のパンプキンワッフルにハマり足繁く通ってよく食べていたことを思い出した。味まで。
また食べたいものだなぁ。

そして、ここのよみうりホールで「ガープの世界」の試写会を観てどっぷりハマったのも丁度その頃。

そして「ガープの世界」も今もわたしの5本指映画なのである。

建物はそのまんま、中身はすっかり変わってる。

ヒトとは逆ね。




空便り

2024-11-14 | essay

空からの紅葉狩り
山が紅い!

久しぶりに飛行機から眺めると、改めて日本って山の国なんだなぁと気付く。
山の麓を縫うように流れる河。川に沿って人々が暮らしを営む。
そんな光景が眼下に何度も現れる。

島国にっぽんを縦断して亡き両親の郷へ。

数えてみればなんと9年振り〜!?



はにわ展へ

2024-11-11 | 展覧会・アート のこと



先月のいつだったかな。
待ちに待ったはにわ展へ!

平日午後遅く入ったからか思ったより混んでおらず、ゆっくり堪能できました。

今展示の話題の「挂甲の武人たち」は、勇ましさより物寂しさが勝るお顔立ち。
こんな太古の昔から、いつの時代もヒトは戦いに赴かされていたのだなぁ…とニンゲンの業の哀しさを感受してしまいました

当時の生活の様子を物語る動物埴輪たちはとても可愛らしく、初めて観る魚のはにわにもびっくり!





夕方のトーハク、うつくしいです。


はにわ展は東京国立博物館にて12月8日まで開催中です!


メッセージ♪

コメント欄は設けておりません。お便りはこちらからどうぞ♪

ブログ村

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

心象風景写真へ。

人気ブログランキングへ