ヘンリー・マンシーニを聴く。
映画「TWO FOR THE ROAD」
久しぶりに「かもめ食堂」を観たら、なんだか肩の力がいい具合に抜けた。
恵比寿ガーデンホール
ただ ココロがザワザワと波打つ。。。
何でもない一枚の絵に
我知らずなんだかなみだが溢れてくる。
そんな時って、きっと誰にでもある。
歳を重ねてからは、感受性が強いことは長所だと自分では思うようになったし、
そういうココロのヒダの内を
側のヒトに同じように理解してもらおうとも
今はもう思わない。
いいオトナのくせに
dreamer でセンチメンタリストだってことも自覚してる。
それでも時々、ウェットなキモチを持て余し
ココロの湿度を今すぐに下げたくなることがある。
そんなときに、私にすごく有効な処方は・・・
澄んだアンドレア・ボチェッリの歌声。
イヤホンで大音量でボチェッリを聴く。
ココロをザブザブ洗って
イタリアの晴れた空みたいに
カラッと乾かしてくれる。
彼の唄うサンタルチアもいいな。
自分に有効な対処法は自分にしかわからないもの。
セルフメンテ、時には必要です。
また来日してほしいな。
彼の歌声が、みえない波動になって自分の体を通り抜けていくあの感じは、他のライブでは体験したことがない。
さあ、外は雨だけど
カラッとココロの湿度を下げてもらったところで
もうひと仕事、がんばろう!
もう30年位経つのか。。?
最近またよく聴いている。
このアルバムの中の「ブルーの見解」がなんともかっこいいのだ。
歌というより、アップテンポな詩の朗読的な。。
「ヤツはただ俺のあとをつけてきた男・・・」
「ヤツは友達でもなければ先生でもない。判事でもないし、そして俺の天使でもない」
「でも俺は君からはみだしている」
なんだかなぁ。
深いなぁ。
年月を重ねても本物はちっとも色褪せない。
このテンポのよいメロディもとてもすきだ。
ラストの扉の閉まる音も。
すきなものって時間がたってもやっぱりすきなんだな。。
近頃それを肌で感じる。
そういうお年頃なのね。
銀座のデパートのショーウィンドウにはどこもかしこも黒のリボンが掛けられた昭和天皇のお写真が飾られていた。
22歳だったわたしは、すぐ飾れるよう事前に準備がなされていたことに何だか嫌な気持ちがしたことを覚えている。
若かったのね。
あれから30年。
ご健在のご退位とあれば、
ご卒業のような。。。
テレビはガチャガチャと平成を振り返るし、まるで大晦日のムード。
テレビは消して
イベント準備の制作に没入する。
音楽は、なんとなく
モンキーズな気分。
「The Monkees Live 1967」
このライブアルバムはとてもよい。
わたしが生まれた翌年なんだなぁ。
昭和の少女だったわたし。
モンキーズにはまったのは、リバイバルブームの1980年。
あれから更に40年が経とうとしているのか。。。
昭和 平成 そして明日から令和に改元されようと
すきなものは変わらないねぇ。
モンキーズ、今聴いても全然色褪せてない。
いいものはいつまでもあたらしいのね。
令和も戦争のない穏やかな時代でありますように。
この先を生きる子どもたちが笑顔でいられますように
他のアルバムは1枚も聴いたことがないのに(ごめんなさい)、なぜかだいすきなこのアカペラのカバーアルバム。
スターダスト・レビューの「CARMING」
よく聴いていたのは20代の中頃だったかなぁ。
なぜかミュージックテープを買って持ってた。
すごく聴きたくなってデジタルリマスター盤CDを手に入れてこのところよく聴いている。
このアルバム、全曲すきなんだけれど、特に「上を向いてあるこう」のゆるーいカバーがなんとも心地よいのである。
すきなものって
時間が経っても変わらない。
スイート・メモリーズのカバーもあることないこと甦ってきて、、、
なんだかせつない。
ナイアガラトライアングルvol.2のCDを聴いているうちに
佐野元春の曲をまた聴きたくなった。
1990年代初め頃、佐野元春の音楽に
すっかり心酔していた時期がある。
それはトモダチの影響でもあったのだけれど
彼の音と詩が、わたしのココロの琴線に触れるどころか、
鷲掴みにされてすっかり揺さぶられてしまったのだ。。。
ほぼ全て持っているはずのCD。
どこかに大事に仕舞い込み過ぎて見つからない。
you tubeで とても久しぶりに聴く「SOMEDAY」
切なくなるほど懐かしい。それなのに今聴いても新しい。
この曲はニッポンを代表するほどの名曲だと思うのだ。
一度だけ行ったライブは、確か横浜辺り。
いつのことだったのかすっかり忘れていたのだけれど
あれは、1993年の横浜スタジアムだったんだな。。。
結婚する半年前だったのか。
時系列があやふやだったのが、一直線に並んだ。
そうだったんだ。
あの時閉めたドアが、25年経つ今、そっと開いた。
仕舞い込んだCDを発掘しよう。すきだったあの曲をボリューム上げて聴きたい。
いつか、じゃなくて、生きてる今日に。
久しぶりに凄く聴きたくなったのだけれど、カセットテープしか音源をもっていないことに気付いた。
でも、もうこのコンポのテープ機能はアヤシイ。。信用ならない。
あんなにすきだったアルバムだもの、今更だけど買おう。とクリック。CDだけどね。
「ナイアガラ トライアングル vol.2」
1983年。友達からレコードを借りてテープにダビングした。
80年辺りから洋楽にどっぷり傾倒していたものの、このアルバムだけは別格だった。
大人な日本の音楽にすっかりやられてしまった。
高校三年生の春。
夢だけ食べて生きてるような、思い出してもふしぎな透明感のある時代だ。
このアルバムは大瀧詠一、杉真理、佐野元春の3人のアーティストによるミックスアルバム。
先月、久しぶりにママレイドラグのライブで、田中さんの透明感のある大瀧詠一似の歌声を聴いた。
きっとそれがこのアルバムを聴きたくなった引き金。
いいものは変わらない。
なんと35年という歳月が経っても全く色褪せないおんがく。。。
このアルバムの中のある曲を聴くとひとりのクラスメートを思い出す。
彼もこのアルバムがすきで、このインストゥルメンタル盤をテープに録ってプレゼントしてくれた。
いつも爽やかで誰にでも優しくて中性的な彼は、誰からも好かれるとてもいい子だったのに、二十代、急な病で亡くなる。。。
会うことがなくとも、生きていたならどこかできっと素敵な大人になっていたに違いない。
アルバムを聴きながら、
透明感のある彼と、あの時代を懐かしく思い出す夜なのでありました。。。
Niagara Triangle vol.2
すきだった方は、ぜひご発掘ください。
14歳、15歳のわたし。
1980年、あの空前絶後の稀有なモンキーズリバイバルブームからなんと遠くまで来たのだろう。
みんなで熱病のようだったあの日々。
後にも先にも、あんなに夢中で「ファン」だった日々はない。
学校を抜け出してフィルムコンサートへ出掛けたあの夕暮れ。
ライブチケットのために真夜中の六本木を補導の目をかいくぐって逃げ惑った長い夜。。
どれもこれも思春期のいい思い出。
若い時に、なにかに心底夢中になるってとてもたいせつなこと。
今こうして遠くから眺めると、いい経験だったなぁとつくづく思う。
モンキーズと出逢ったお蔭で洋楽のトビラが開いたわけで。。
モンキーズの中で一番すきだったマイク・ネスミス
Michael Nesmith
彼の歌はあれからずっと、今でもわたしの精神安定剤的役割をしてくれている。
先日、図書館のCDコーナーで、モンキーズの見慣れぬジャケットを見つけて手に取った。
なんと2016年、モンキーズ50周年記念の新譜がリリースされていたのだ~。
知らずにいたとは、
もうファンとはいえないなぁ。。
マイクの歌はやっぱり今もいい。
「I KNOW WHAT I KNOW」にしんみり。。。
もうすっかりシルバー世代のマイク。
どうかお元気でいてほしい。。
叶うことなら、一度でいいから彼の生の歌を聴いてみたいものだなぁ。
高校生の頃からだいすきなバンド。
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース!
「ALL THE HITS」Bunkamuraオーチャードホールのライブへ
約30年前の初来日公演からほぼ毎回彼らのパファーマンスを楽しみに通っていました。
音楽のたのしさが伝わってくる彼らのステージは、いつも気持ちよく私たち観客を盛り上げてくれるんだなあ。
なんていうか、ミュージシャンでありながら
本物のエンターテイナーって感じ。
あ~~~たのしかった♪
「The power of love」では、過ぎた時間をどんっと感じてしまって
なんだかうるうるしちゃったなあ。
しっかり伝わってきましたよー!アイのチカラ!
ヒューイ・ルイス、67歳。
相変わらずのタレまゆ。眼鏡のずり落ち感のかわいいおじさんでありました。
開演前の静けさ。
パーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」
この曲を聴くと、なんだろなあ・・・
ちょっとせつないキモチとともに、子どもの頃の穏やかな夏を思い出すんだなあ。
ほどほどに暑く、やわらかな風が渡る午後。
ゴザに寝転んでお昼寝。イグサの香り。蚊取り線香のにおい。
この曲は、ラジオからよく流れていたような記憶。
番組のテーマ曲になっていたのかもしれない。
母の面影が浮かぶこの曲は、きっと母がすきだった曲なんだろうな。
グレン・ミラーやベニー・グッドマン、パーシー・フェイスなどのビッグバンド、
オールディーズ、カンツォーネ、ジャズなどなど
思えば、いろんな音楽が家の中に流れていたものだ。。。
日曜日は朝から父が大音量でロックをかけていたし(笑)
おんがくはみえない色。
みえないけれどいろんな色がからだに沁み込んで
じぶんができあがってるんだなあ。
ひとりひとり、みえないけれどいろんな色を内包しているのねえ。
日曜日の朝に聴きたい音楽。
日曜日って言っても
店は開けるのでお休みなわけではないのだけれどね。
カラダに刷り込まれている「にちようびのあさ」の空気感がすきなんだなあ。
この季節、朝ごはんを終えて後片付けをしながらかけたいおんがくは
アン・サリーのアルバム「こころうた」。
このアルバム、なんだかとってもふくよかなキモチにしてくれる。
おんがくは、こころの水彩絵の具。
いつでも柔らかな色彩でこころを染めてくれます。