ハーモニカの音色がだいすき。
ハーモニカといえば、トゥーツ・シールマンス。
20代の頃に「For My Lady」をともだちに薦められて
聴いてから、このハーモニカおじさん、すっかりお気に入り!
数々の大物アーティストと共演しているけれど、
わたしはソロのほうがすきだな。
しかし、あのセサミストリートのテーマを
作曲したのが彼だというのは驚き!
母国ベルギーでは、記念切手になるほどの
国民的人気アーティストなのだそうだ。
ハーモニカといえば・・・
今の子どもはハーモニカを習わないのよねえ。
持ち運びにも手軽だし、すてきな音色なのにどうしてだろう。
現在は幼稚園から楽器の主流はピアニカってことになっている。
正式名称は「鍵盤ハーモニカ」だ!
三年生でリコーダーを習うまではみんなこのピアニカ。
まさか、関西育ちはハーモニカってことはないよね???
大阪時代、わたしが子どもの頃は、
幼稚園からハーモニカだったから、
卒園前の音楽会で「スケーターズ・ワルツ」を
総ハーモニカで演奏したのを覚えている。
ものすごい速さの息の切れる演奏を、
吸ったり吐いたり一生懸命練習したなあ。
今思えば、園児にはかなり高度な演奏!
お母さん方が感動して涙をぬぐっていたのも頷けるわ。
発表のときの写真、クラスみんながどんぐり眼で必至に吹いていて
そりゃもう我ながらかわいいのだ~。
ハーモニカ、父も気分よく酔っぱらった時に
お祖父さんの形見のハーモニカを持ち出してきて
吹いていたっけなあ。
不思議なもので、日本の曲を吹けばなぜか
「戦後昭和の哀愁の楽器」に早変わりするハーモニカ!
ハーモニカ。ジャズもブルースもロックも、
そして哀愁の日本のメロディでも、
ぴったり人間に寄り添う音がする、魅惑の楽器。
実はちょっぴり習ってみたいのだなあ。。。